eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-06

岡野先生にお会いした。

先日機会があって、歌人の岡野弘彦先生にお会いする幸運に恵まれた。
岡野先生は、いろいろと有名な方であるが、私自身はこの歌一首で歴史に残ると思っている。

 またひとり顔なき男あらはれて 暗き踊りの輪をひろげゆく

※この歌は、太平洋戦争、その傷跡、日本文化の深層など、さまざまな面に広がりをもつ歌だと思っています。

さて、お話の中で、記憶に残ることがあったので、それをいくつか。
文春で立花隆が東大物語を書いていたが、それに登場していた平泉澄教授の関連から、先生が聞いたことのある講演の話があった。
岡野先生は、皇學館中学の学生だった頃に、平泉博士(と先生は言っておられた)の講演を聞いたことがあったそうだ。そのとき、平泉氏は別に国粋主義的な話はすることなく、明恵上人の

 あかあかや あかあかあか や あかあかや あかあかあかや あかあかや月

という歌についてずっと語ったそうだ。それにしてもすごい歌だな。
※平泉氏については、戦時中のその影響を思うと、敬語を使うべきか私自身に迷いがある。

さて、皇學館中学は伊勢神宮に関連が深いだけあって、そこの校長はやはり国粋主義であったという。その校長先生の話は、ひじょうに熱く語ってはいたのだが、しかし内容よりはその熱意が記憶に残る話だったそうである。

その後、國學院大に進まれ、折口信夫の最後の弟子になるわけだが、折口氏は、平泉氏や皇學館の先生とは違い、民俗学の立場から日本文化の話をされたそうだ。そこで、岡野先生は、まったく違うものの見方を教えられた、というようにお話された。

とりたてて結論とか発見のある話ではないが、自分のために書いておいた。
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