eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-11

池田学を見にいったら腰が抜けた。

というか、正確にはぎっくり腰になったのだが。

最近は、品川のキヤノンギャラリー「篠山紀信 家」を見に行ったり、なかなか忙しい。
それにしても品川はずいぶん変わったな。昔はだだっ広いだけのうら寂しい貨物基地のような印象があるが、それでも今の港南口の人工的なビル街に比べたらましだったな。

それはさておき、高島屋の池田学展に行った。
だいぶ混んでいるらしいので、17時に会場入り。そのあとは国立博物館の運慶展に行くつもりであった(が、やっぱり無理だった)。
入るとかなりの混雑。細密なので、みんな画面を凝視しているので時間がかかる。
おれは近づいたり離れたりして見たいのであるが、あまりの混雑でそれもなかなかできなかった。空いてきたのは18時半以降。それまでに、めぼしい作品には目をつけておいた。
いくつも心にひっかかる作品があったが、2011年の震災前に描かれた「予兆」では、どうしたものか予言かのように津波に飲み込まれていく人の営みが細密に描かれていた。
よく見ると、南無阿弥陀仏と唱えながら空を飛ぶ仏たちがいたり、十字架上のキリストがいたり、街並みが大波に巻き込まれていてどうしても2011年の震災を思い起こしてしまう。
壊れた旅客機が繰り返し出てきているが、911の残像だろうか。
また「誕生」(これは写真撮影OKとされていた)を見ていると、作者は死と崩壊の果てには、それでも花が咲く―せめて咲かせたい(なんかNHKの歌みたいだが)ということのようだが、花の根元には死があるのだな、などと坂口安吾のようなことも思ったりした。
というような話は、実際に作品を見て、それぞれが自分なりに感じとればいいのであって、本題?はここからだ。

何しろ池田作品は極細のペンで微細に描いているので、全体も見たいがデティールも見たい。
「予兆」などは、左下側の波が起こりつつあるところかじっくり見ていると、何十分かかるかわからない。
しかもその間、中腰だったり、腰をかがめたままである。かなりの混雑だから隣の人に触れないように体もねじったりしている。
そんな風に2時間以上、絵を見ていた。
会場を出たのは19時30分になりそうだったから、上野に移動して運慶展に行っても1時間もないので、こちらはあきらめた。

さて、帰宅して、ちょっと腰を下ろして、体をひねったら、キクっという腰の感触があった。
以前ぎっくり腰をやった時と同じである。さっそく初期対応をして(湿布を貼って)、体を楽にして、しばらく休んだ。
どうも中途半端な姿勢で体を動かさないでいたのが良くなかったのではないか。
池田学の作品は、そのくらい心身に影響を及ぼす力は確かにあると思う。
混雑していない会場で、体をのばしながらゆっくり見たいものだ。
それにしても会期が短すぎるんじゃないか。
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