eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-09

ネタかぶりにご用心

もう先週号になったのでネタばらしにならないはずだから書くが、先週の週刊文春と週刊新潮の広告を見ていたら、同じ内容の記事が出ていた。
ひとつは、
・朝日アフロ記者、節電生活なのに「パーマは6時間の謎」(週刊文春5/21号 真相ワイド15本「そこが知りたい!」)
もうひとつは、
・電気代ゼロを目指す朝日新聞アフロの女性編集委員はそんなに偉いか?(週刊新潮5/21号特集「五月バカにつける薬」)

どちらも朝日新聞の編集委員である稲垣えみ子氏(以下、アフロ記者)をとりあげているのだが、正直言ってどうでもいい話ではある。原発事故以降、この方の節電関係の記事を読んだ記憶があるが、軽い文章であって深刻な内容のものではなかった。それはそれで別にいい。

それに対し、朝日的なものを嫌う両誌が揶揄気味に書いていたのであるが、内容は薄いものであった。
ライバル関係?と思われる両誌が事前に目次の確認をしあうことはないだろうが、それにしてもこのようなどうでもいいようなネタが、全く同じ時期にほぼ同じくらいの扱いで記事となっているのは、心ある編集者であれば、着眼点の凡庸さ、発想の貧しさ、記事内容の陳腐さをひどく恥じているはずである。

アフロ記者は原発反対という立場をストレートに主張するのではなく、自分はこのように節電していると面白おかしく書いて注目を集めていたのであるが、どうも最近テレビに出ることもあったらしく、それが両誌の琴線(逆鱗というほどでもないか)にふれる部分があったのだろう。

それはおそらく原発云々ではなくて、じつは頭髪のことだろう。
アフロヘアにするためには潤沢な頭髪が必要である(ようだ)。もしかして、両誌の編集者は発想だけではなく頭髪においても不足に苦しんでおり、頭髪richであるアフロ記者が憎くて憎くてたまらないのではなかろうか。
頭髪richで電源poor(アフロ記者)であるのと、頭髪poorで電源richであるのは、どちらが良いかは一概には比べられないが、というか頭髪と電源を結びつけて考えるのは普通はあまりないことではあるが、あり得るとしたら頭髪に強いこだわりを持つ者の心中にはあるのだろう。

と書いてしまうのは妄想が過ぎるのであるが、もしそうであれば、こういう記事はどうだろうか。
「アフロヘアは節水節電につながらないが、頭髪が薄い(我らの)ほうが節水節電に大いに資するのだから、アフロ記者はでかい顔、ではなくて頭するな」とかね。
まあ、週刊誌の発行部数は減る一方らしく、また広告を見ても、かつてほどのグレード感はない(=広告収入も減っている)。
となると内容でがんばるしかないのだから、重要な問題ならばいざ知らず、この程度の小ネタでは他誌とかぶるような事はやめてもらいたいものだ。

人のことばかり批判しても、なんだかズルイかんじがするので、自分のことも書いてみる。
しばらく前から町中でマスクをする人が増えた(原発事故以降、とも言い切れない)。
昔、栗本慎一郎の「パンツをはいたサル」という本があって、そのなかで恥ずかしい部分を隠すというのが文化であり、それが人間なのだ(大意)とあった。
ちなみに恥ずかしい部分は文化によって違い、今の社会では股間は恥ずかしい部位とされているが、カリムジョン族(ウガンダ)は下半身を隠すことをたいへん恥ずかしいことと考えて、パンツをはかせようとする西洋文明と厳しく対決して死者も出たという(西江雅之先生の話)。
要するに恥ずかしい(見せたくない)ところを隠すのがパンツであれば、必要以上に顔を隠しているあのマスクというものは、いうなれば「顔パンツ」とも言えるのではないだろうか。
と、ここまで考えていたら、やはりマスクのことを「顔のパンツ(だてマスク)」と言っている人がいた。これもネタかぶりだろう。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/iotatatsunari/20150124-00042511/

ところで、パンツの役割のひとつに、恥ずかしい部分ではなく「弱い部分」をカバーするというものがある。
股間は恥ずかしい以上に、ぶつけたりするとひどく痛い(男の場合)。神経が非常に集中しているらしく敏感な部分でもある。
なにもカバーせずにさらけ出しているのは非常に不安であるから脆弱な部分を覆いたくなるのだろう。
そう考えると顔パンツはどうなるだろうか。
俺としては原発事故以降のことを考えると、呼吸器経由の内部被爆等も懸念されるので、弱いところを隠すという意味ではマスクも仕方がない等と思っている。
そこまで言わなくても、さまざまな化学物質を含む粉塵舞い散る都市部では、マスクしたくなる気持ちもわかる。
一方で前掲URLにあるようなプライバシーを守りたいという精神面での脆弱な部分のカバーという「マスク=顔パンツ」説もあるので、それに別の視点も付け加えられたかなと思っている。
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コメント

はじめまして。

いまの妙なマスク需要をささえているのは、女子高生やOLさんたちのせつない心理という気がします。
「マスチラ」ということばもあるようですが、それよりも、「自撮りのマル秘テクで撮った自分こそが自分」とか「プリクラで撮った自分が自分」みたいな心理。
「自撮り」「プリクラ」が本当なんだから、まちがってるほうはマスクで覆っておくんじゃないかと思いますが、どーでしょう?(笑)

Re: タイトルなし

どーでしょーねーww
正直いって、もう正真正銘のおじさんなので、若い人の気持ちは分かりません。
どうもセルフイメージと違う自分(でもこっちが現実)は許せないのかもしれませんね。
マスクで隠すよりもお面をかぶったほうが効果的かと思います。
マスク=仮面=ペルソナ(人間の外的側面)とありますので。
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A_(%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6)

返事が遅れて申し訳ありませんでした。

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