eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-05

桑原甲子雄「トーキョー・スケッチ60年」展(世田谷美術館)

6月8日まで、桑原甲子雄が暮らしていた世田谷の世田谷美術館で写真展を開催している。住んでいたのは馬事公苑近くらしい。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

いろいろ情報は出ていると思うので、気付いたことをいくつか。
・図録には出ていないようだが、子供が二人、上野不忍池端の柳が風に吹かれているところで、丸いものが付いた棒状のものの前でたたずんでいる写真がある。
以前から気になっていたので、ちょっと学芸員さんに確認してみた。すると思ったとおり、街頭体重計であろうとのことだった。この写真が撮られた年代に多少流行ったらしいとのこと。
https://www.google.co.jp/search?q=%E8%A1%97%E9%A0%AD%E4%BD%93%E9%87%8D%E8%A8%88&lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr:lang_1ja&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=-2iHU5TDB4SbkgXQkYG4AQ&ved=0CAYQ_AUoAQ&biw=1024&bih=664
・図録63ページ、仕立て屋のディスプレイになっている、上半身だけの眠りこけた男の蝋人形について。
直接は関係ないのだが、たまたま古い「暮らしの手帳」(1975年)を読んでいたら、この年は桑原氏の「東京昭和11年」が刊行された年で、読者が感想を投稿していた。このなかで、そのころ本郷あたりには人体模型を作る会社があったという一節があった。昔は人体模型を蝋で作ったらしい。
写真が撮影されたのは浅草で、この辺には見世物用の蝋人形を作る工場(こうば)があったのかもしれないが、本郷、上野、浅草はそれほど遠くない距離である。そのような工場はいくつもあったのかもしれないが、なんとなく関係あるように思ったりもする。
なんで仕立て屋のディスプレイに蝋人形なのか。しかもそれがどういうわけか酔っ払いが眠っている像というのもどうにも不思議で、以前から気になって仕方がない写真だ。
・世田谷美術館へは、小田急線で千歳船橋で降りて、ほこりっぽい環八をしばらく歩いて行った。
途中、スーパーのサミットがいくつかあったのだが、桑原氏の撮影風景のビデオを見ると、帰宅する場面で、サミットの前で桑原氏が車を降りている。
どうも都内でも世田谷にはとくにサミットが多いようで(16店もある)、この場面は桑原氏の地元である世田谷らしさをかんじる。
http://www.summitstore.co.jp/tirashi/m_t_23.html
ちなみに、うちの近所の新宿区には一軒もありません。
撮影行のビデオを見ると、桑原氏の声はけっこう張りがある甲高いかんじの声だった。お元気な方だったんだろうと思う。

今回の写真展では、パリで撮影されたものがまとまって見られるのが目玉の一つだろう。以前、麹町のボンカラーで見て以来である。
やっぱりいいですね。
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