eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-09

EOS-RTの修理 第一話

第一話
昨年末に渋谷のキタムラで中古のEOS-RTを入手した。
すでに年季物のEOS-RTを持っているが(キヤノンにてシャッター修理済み)、液晶部分の下1/3が真っ黒になってしまったのでサブが欲しい。
キタムラのRTは美品だが例によってシャッターにはダンパーゴムの油がべったりついていた。
見たところ、ほぼデッドストック品のままで、たまたま少し使ったら油がついてしまいジャンク品となったようにも思えるくらいきれいである。
ショーケースから出してもらってしばらく手にとって悩んでいたら、お店の方が若干値引きしてくれて、ありがたく購入した。

家に持ち帰り各部点検。シャッター以外問題なさそう。ということでさっそくシャッター清掃を実施。
ただしEOS-RTの場合、マウント(正面)側からは掃除できないので、紙にベンジンを浸してシャッター羽根の隙間に差し込んで掃除してみた。荒っぽいが仕方がない。
ところで、ダンパーゴムが無くなったということはどういうことを意味するか。シャッターが開いたときの羽根のショックを受け止めるものがないということで、いずれ羽根が壊れる可能性がある(がそれほどシャッターを切らないほうなので大丈夫だとも思うが)。これはやはり気になる。
調べると、ダンパーを自分で再装着する人もいるらしい。ちなみに業者でやっている人はいまはあまりいないようで(ほとんどの人がデジタルに移行したからだろう)、さらにいえばRTはキヤノン以外はやらなかったらしい。これはペリクルミラーが固定されているので作業しにくいからだろう。まして、修理代を払うのは懐の都合でとても厳しい。

となれば代用品を考える。自分で再装着する人は、そうとうの部分まで分解して行っているが、これは自分の技量を考えると無理。半田ゴテの扱いもうまくないし。
となると、あるところに記述されていた方法を試してみることにする。まあ人柱のようなもんです。
これは、シャッターユニットの隙間から、ダンパーゴムの代用品を押し込むという方法で、本来ならゴムがいいのだろうが、サランラップ的なもので試してみた。サランラップならうちに200m分くらいはあるはずなので、試し放題である。
とはいえいきなり実機に作業するのは無謀なので、以前入手したEOS-650に検体になっていただく。

まずは650のシャッターの動きを観察する。シャッターが開いているときは、下の部分に収まるらしい。これはシャッターに紙を挟んでシャッターを切ったときに分かった(良い子の皆さんはする勿れ)。こうするとまず羽根が外れますww、そのかわりシャッターがどのように動いているか分かります。とりあえずカメラに謝りながら、羽根を指で押し込んで復帰(「原状」ではないけど)。
ということは、下の部分の隙間にショック緩衝材を押し込めばよい。
で、まず650で、テキトウに実験する。幅10mmくらいに切ったラップを何度も畳んである程度の厚みを出す(これは目分量)。それをシャッターが閉じた状態で、ダンパーゴムのあったあたり(左下隅)に押し込む。最初は畳み方が少なくてすぐに外れてしまった。
厚みを増やして再度トライ。今度はいいようです。シャッターを切ってもとくに異音無し。バルブ~1/2000までなんどもシャッターを切ってみたが大丈夫であった。

今度はRTに試してみる。緩衝材は650に試したものがちょうど良いようなので隙間から紙を挟んで無理やり取り出した。
これを慎重に隙間から差し込む。まずはピンセットで差し入れ、そのあとは固めの紙で少しずつ押していく。止まったという手ごたえがあり、そこで止める。
おそるおそるシャッターを切ると、とりあえず動いているようです。
しかしバルブにしてみると、シャッターの一番上の羽根が下に隠れきっていない。頭のなかが真っ白になる。どうやら押し込みが足りなくて一番上の羽根が引っかかるらしいと思い、すこしずつ緩衝材を押し込む。再度テスト。今度はいいようです。

そのまま、再度バルブ~1/2000までなんどもシャッターを切ってみたが、いまのところ羽根が引っかかったりはしない。

この修理(破壊?)にどのくらい意味があるか分からないが、とりあえず心は落ち着いた。
でも真似はしないほうがいいと思います。大事なカメラを壊す可能性が高いです。

これでシャッター問題は自分なりに解決?したこととする。
となると次は漏電問題への対応もしておきたい。もっともこの個体は液晶パネルに問題なさそうではあるが、こればっかりは外観からは分からないので処置しておこう。

以前、一度やったことがあるが、すっかり忘れたのでまずは先人の足跡をたどる。やはり何事にも先達はあらまほしきことではある。
参考にしたのは、以下です。ありがたいことです。
http://ameblo.jp/caveman0712/entry-10272024301.html
書いてあるとおりに行えば、無事終了します。全面的にお世話になりました。

以上で新規購入EOS-RTへの作業は終了とする。

第二話もありますが、また今度。
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