eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

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2017-04

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山本太郎のあほんだら

議員になったばかりの山本太郎が、園遊会で天皇に手紙を渡した(侍従がすぐに引き取った)というニュースがあったが、かえってこれで反原発、脱原発の流れが逆行する可能性が出てきてしまった。まったく余計なとんでもないことをしでかしたものだ。
というのは、平安時代の藤原氏に遡るまでもなく、天皇の政治的利用という問題は解決されないまま、日本の歴史のなかで延々と続けられてきた。
このへん書くと非常に長くなるし、専門家がさまざまに書いていることなので割愛するが、敗戦によってようやく象徴天皇制が確立したのに、それを主権者の代表たる国会議員が自らそれを否定するようなことをしてはいけない。
議員である以上、その立場を使って国政に関与すべきである。動機、目的は(本人としては)善なるものかもしれないが、手段を軽んじてはいけない。これが極地まで行くと、善なる目的のためには手段は選ばない→フランス革命、ロシア革命とそれらの粛清まで行き着く。

もしどうしても直訴したいならば、議員を辞職し、一市民としてすべきである。田中正造が直訴したときは議員ではないし、累が及ぶのを恐れて妻とは離縁している。だいたい直訴というものは、四尺四寸、四節の竹の竿に直訴状を括りつけて、死を免れぬ覚悟でやるものだ。

まあそれでも言いたいことがあったというなら、むしろ美智子皇后に何らかの回路を使ってコンタクトをとったほうがまだ可能性がある。
天皇という立場は表立った行動・意思表示は出来ぬものであるが、その代わりに皇后がさまざまな行動をされてきた。例えば、1.17の阪神大震災後、神戸の中井久夫氏と東京の土居健郎氏のあいだに直通電話回線を確保し、被災者の心のケアのバックアップをしていることなどは知られていると思う(中井久夫「昭和を送る」みすず書房)。

議会制民主主義が万全だとは思わないし、それを補完する回路もあるべきだと思うが、とにかく議員としてはやっていけないことであった。やはり辞職して出直すべきであろう。

原発からの離脱は、情理を尽くしながら冷静に科学的に進めなければならないし、そうしなければ成功しないだろう。このような突発的な行動は、「反原発・脱原発を言うものはちょっとおかしなやつらだ」というレッテル貼りの口実になりえ、結果として原発推進者・賛同者を利することになる。
ありがたいようでかえって迷惑とはこのことだ。立場ある者は、もうちょっと考えて行動しなければならない。
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