eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-11

小泉元総理の脱原発発言で、週刊新潮大逆上、もしくは敵の敵は見方かw

昨日の朝刊の週刊新潮の広告を見て驚いた。右端の一番目立つ部分に、

「安倍総理」に嫉妬で「脱原発」大宣伝! 「非正規雇用」と「格差」と「シャッター商店街」を生んだ元凶!
日本を暗い国にした「小泉純一郎」元総理
http://www.shinchosha.co.jp/magazines/nakaduri/index_shukan.html
と書いてあった。

どうもここのところ注目されている小泉元総理の脱原発発言に新潮側が切れてしまったようだ。

この人について以前書いたことがあるが、小泉純一郎氏は、もともとそれほどポリシーもなさそうだし、現役時代には原発推進しているような人ではあるが、機を見るには敏な人らしい。究極の風見鶏とも言うべきか。
改めてみると、けっこう触れてました。
05/09/12 選挙結果
06/01/10 チップス先生さようなら 
06/01/23 コニミノや 嗚呼コニミノや コニミノや
06/02/08 中井久夫 「関与と観察」
06/09/27 小泉さんについて
08/06/11 小泉さんは、本当にガンバッタナ
09/01/14 潮目が変わった?
11/05/31 一瞬の青空
12/12/20 民主党と排除の構造

今回も持ち前の勘で、世間の風向きと原発自体の将来性のなさにいまさらながら気付いて発言しているのだろう。そういえば、小泉改革のマイナス面が注目されてきたころ、そうそうに政治家を引退したあたり、やはり勘のいい人ではある。
小泉氏に対する評価は上記URLにいろいろ書いているが、簡単にまとめると、けっきょく、この人のこれまでの言動はとても支持できるものではない。
しかし「敵の敵は味方」とも言う。
週刊新潮は、常軌を逸したような勢いで原発支持をしているが、それについてはとくに「御用学者と呼ばれて」という記事を中心に書いてきた。
また、週刊新潮は、わりとヒステリックなところがあるようで、橋下知事についての記事もいただけないものだった。

今回の記事では、いまさらながら小泉改革の暗黒面をあげつらっているが、今頃何言ってるかという程度のもの。どうせなら書くなら、小泉氏が現役のときか、せめて第一次安倍政権のころにいわないと意味がないだろう。
むしろ最近まで小泉氏に対しては揶揄はあっても、これほどの激烈な記事はなかった。このへんがヒステリックと思う所以である。
※小泉氏に対する記事の変遷について、人気のあったころから逐一調べれば面白そうだが、なにぶんにも時間がない。まあ皮肉めかして結局支持するという新潮文体だったような記憶もある。
また、脱原発の発言は講演会のときになされたそうで、氏の講演料が高いことをあげつらっているが、日立など原発会社がからむ講演会での発言であったことを考えると、金目当ての発言でもなさそうである。

さて「敵の敵は味方」ともいうが、小泉氏の発言はどう考えるべきか。
先に書いたように、政治家としてはあまり信用できる人ではないと思うが、鄧小平曰く「白い猫でも黒い猫でも、ネズミをとるのは良い猫だ」。なので、社会的にインパクトの強い人の発言で、少しでも良いように動くなら、それでも良いのではないかとも思う。思い返せば不良債権問題のときの蛮勇はやはり大したもので、この人以前には出来なかったことをやり遂げている。その蛮勇が脱原発に向かえば心強くはある。

それにしても、元首相の脱原発発言は、週刊新潮にとってそんなにインパクトがあったのだろうか、ちょっと不思議でもある。だって、もう引退した政治家でもあり派閥といえるほどのものもないではないか。週刊新潮は、いったい何を浮き足立っておるのか、よく分からない。なんか痛い腹でもさぐられてしまったか。
ちなみに週刊文春も同種のネタで書いているようだが、もっと控えめでした。

【追記】
その翌週の週刊文春で、小泉元総理の秘書官だった飯島秘書官による「小泉純一郎 原発ゼロ宣言にもの申す」という記事が出ていた。http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3231

内容はこちらも同工異曲で、政権内部にいた人らしいなるほどと思わせる部分もあったが、結局この記事についても、「言葉では、物理反応は止められない」ということに尽きる。例えば、放射性廃棄物についても、政治の力で解決できる(大意)と書いているが、沖縄に基地を押し付けるがごとく、田舎に原発を押し付けるがごとく、中間貯蔵施設(=人間が管理できる範囲・時間/スパンでの最終処分場)を僻地につくって、そこに放射性廃棄物を押し込むだけであって、押し込んだとしても発熱し続けるし、放射線を出し続ける。政治という人事では、半減期という物理現象は短縮できない。
この方は剛腕だそうだが、剛腕が通じるのは人間にたいしてだけです。やっぱり始まってしまった物理現象・反応は終息するのに所定の物理的時間がかかる。その時間が長すぎるのが問題であるわけで、そのへんからもっとまじめに考えてもらいたい。
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