eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-04

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六田知弘写真展「3・11 時のイコン」

会場・会期等はこちらから。
http://www.muda-photo.com/publicity/index.html#T121228-2

いろいろ書きたいことはあるが、まだ考えがまとまらない。
まずはひとつだけ。
会場正面に、大きな松の写真がある。
津波にあっても、青空を背景にすっくと立ち続ける雄々しい松の姿。ひょっとするとこの後塩害で枯れたのかもしれない。しかし力強い姿に勇気づけられる。

一方、別室の双葉郡広野町、原発被災地。
ここの夕焼けの白いフェンスを背景にした4枚の松の写真。
これ、ひょっとして六田さんの代表作のひとつになるのではないか。
それくらいなにかの感銘を受けたが、それがなにか、まだ分からない。
なぜか、マーク・ロスコとちょうど逆の位相にあるような気がしたが、気のせいか。
ロスコは抽象表現だが、しかし受ける印象は直接的、肉体的である(俺にとって)。
しかしこの松は、現実の写しではあるが、すでに具体ではないもののようにも見える。

最初の松は「常盤木の松の緑」という言葉が浮かび、やはり生命力を感じる。
しかし後者の松は、現実世界とそうではない世界の境界を示しているように思える。
つまり「松→不老長寿・不死→永久の世界→常世」⇔「現世」。
あの松の向こうには、この世ならぬ世界が広がっている気配があり、そして現実に放射性廃棄物置き場でもあるという皮肉。
また、夕方=「誰そ彼(たそかれ)」時であり、昼という現実の世界から、夜という別の時間に移るという状態でもある。
やはりフェンスの向こうはすでに現世とは言えない状態になったのだろうのか。

これはぜひ見るべきと思います。


そういえば、河北新報にも記事が出ていました。仙台のほうでもやるかもしれません。
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