eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-11

近代美術館60周年記念特別展 「美術にぶるっ」(もうちょっとタイトルを考えたほうが)

昨日、竹橋の近代美術館60周年記念特別展 「美術にぶるっ」を見てきた。午後2時には入館していたのだが、あっという間に閉館の5時になってしまうくらい充実したものだった。

いくつか心に残ったもの。思い出すかぎりで。
第1部では、
・大観「生々流転」、全部追いかけるだけでもだいぶ時間がかかる。最後に龍が出てきてた。
・岸田劉生「麗子肖像(五歳)」「切通」「麗子宛の手紙」、切通の盛り上り感はすごい。手紙もかわいいです。
・関根正二「三星」、ちょっと離れると、みょうに生々しく見えてきた。
・橋本平八「幼児表情」、唇を突き出した表情で、うちの子の小さいころを思い出した。
・田村孝之助「佐野部隊長還らざる大野挺身隊と訣別す」
・藤田「アッツ島玉砕」「サイパン島同胞忠節を全うす」、戦争画を見ると、いつもなにかが沸きあがるのだが、それが何かまだよく分からない。
・写真では大辻清司「手相」、須田一政「夜の白馬」、スティーグリッツ「三等船室」等、名作多数。だが、このへんはちょくちょく見られます。
・速水御舟「丘の並木」「茶碗と果実」、とくに「並木」の4本の木の立ち具合が良い。葉が付いていないが、なんとなく赤みを感じて背景も明るいので、春先の景色か。「茶碗と果実」は日本がでセザンヌの静物画をやってみたようなかんじ。どちらも家に置きたいw。
・福田平八郎「雨」、有名作品だが、あらためて見ると、雨の降り始めの瞬間という時間性を強く感じる。なんとなく木村伊兵衛を思い出したり。
・草間弥生「冥界への指標」は相変わらず怖い。その他、60年代の初期作品(第2部)も良かった。
・舟越保武「原の城」、兜をつけた頭。正面のある角度(ちょっと下側から見ると、まことの亡霊のように見えてくる瞬間がある。
2013011001.jpg
・クレー「花開く木をめぐる抽象」、頭がぼーっとするくらい見ていると、紫陽花にみえてきた。なんか2次元なのに3次元的に盛り上がってきます。

しかし、本当のみものは第2部。
原爆後のニュース映画からはじまり、土門拳と川田喜久治を対比させ、50年代から前衛も花森の「暮らしの手帳」も巻き込んだ、たいへん力が入った展示だった。
詳細を書くときりがないので書かないが、時間が足りなくなったのは、この第2部のためかもしれない(他の人は第1部だけでも十分かもしれないが)。
2013011002.jpg



会期もわずかなので、行く場合はたっぷり時間をとって行くのがよろしいと思う。
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