eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-07

勘三郎が亡くなった。

勘三郎というと、まだ頭に先代が頭に浮かぶくらい歌舞伎から離れていたので書く資格などないのだが、それでもこれほど早く亡くなるとは。たしかに危ないという噂も聞いてはいた。
まだ60歳にもならず、これから円熟期だったろうに。

ところで、この方を見ると、かつて共演した藤山直美との連想からか、藤山寛美を思い出してしまう。
寛美は、長生きするよりも、舞台に打ち込んで太く短く生きたいと常々言っていて、その通り死んでいった。普通の人の何倍も濃密な人生だったのだろう。
勘三郎も、命を売り惜しみせず、舞台を駆け抜けていったのだろうか。せめて新しい歌舞伎座に出てもらいたかった。
なんでも出来る人の印象があるが、例えばきれいな人の役をやってもなんとなく町娘や若い衆風の風情があって、玉三郎のような気高さとは違う方向であったが、そこが歌舞伎らしくて良いように思っていた。
※玉三郎はむしろ文楽の人形のような、生臭さ(人間臭さ)を越えたところがあるように思う。

いまは自分自身が落ち着かない状態が続いているが、いつか落ち着いて、以前のように歌舞伎座の3階席にちょくちょく行けるようになったら、この方も当たり前のように出演しているのだろうな、と漠然と思っていた。
勘三郎だけがいなくなったわけではなくて、名付けにくいなにか良いものも、一緒に遠くに行ってしまったような気がする。
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