eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-08

チップス先生さようなら

昨日NHKにて、「チップス先生さようなら」http://www3.nhk.or.jp/kaigai/chips/
を見た。
有名なお話だから、いまさら言うこともないのだろうが、気が付いたことをいくつか。
チップス先生は、ラテン語教師であるが、この設定はなかなか気が利いていると感じた。ラテン語といえば、人気のない教科としてよく物語に出てくる。と同時に、ラテン語は古典を読むことに通じる。古典はすべての人に開かれている。国籍、人種、階級、その他に係わらず、読もうと思えば読むことが出来る。なにしろ、古典だから、どの図書館にもあるだろうし、昔から刊行されているから、安価に手に入る。
だから、第一次大戦がはじまっても、ドイツ人とイギリス人を分けて考えなかったのだろう。とは言いながら、空襲を受けている最中にドイツ人(ゲルマン人)を揶揄するような文章を読み上げるあたり、なかなかの余裕である。かくありたきもの。

それと、ラテン語教師であること自体が、その当時、すでに古臭くて消え行く存在として考えられていたのかなとも思った。もっともラテン語自体はある種の勉強をする際に、どうしても必要だからなくなるはずはないのだが。

同時に思ったこと。チップス先生にとっては、どこまでが同じ種類の人間であったのだろうか。例えば、ラテン語で同じ古典を読む者は、国籍を問わずに同一の種類と考えただろうが、異なる古典を持つもの、例えば東洋人はどうだろうか。種類は違えど、ギリシャ・ローマの古典でなくても同じく古典を学ぶものとして仲間と認めただろうか、等とも考えてみた。

しかし、小泉政治に対するあてつけのような番組だったな。

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