eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-11

やっぱりな SPEEDI情報を活用しなかった件について

以前「旧内務省的?福島県副知事」という文章を書いた。
http://eeldog.blog12.fc2.com/blog-entry-586.html

文中で「(前略)「SPEEDIの公表を妨げた二つの不備」という興味をひかれる記事があった。原発事故があった場合に、放射性物質の拡散を予測するはずのシステムであるSPEEDIが機能せず、水素爆発以降、福島県民を中心に東日本の多くの国民が放射性物質を身に浴びたわけだ。
このSPEEDIが活用されなかったかという理由として、福島県生活環境部の佐藤節夫部長(当時)が、データが古かった、信頼性が低いということにより、「佐藤部長個人の判断」で、公表を差し止めたというあった。たしかにニュースで以前聞いた記憶がある。
しかし、県知事を差し置いて、部長クラスがこのような判断を下すことがあるだろうか。記事によれば、生活環境部長は知事、副知事に次ぐNo.3の地位だと書いてあり、緊急時には判断を下すべき立場ではあるとは思う。地震、津波、原発事故直後の極度の混乱のなかでは、指揮系統の乱れによりそういうこともあったのかもしれないが、なんだか不自然な感じがした。(後略)」と書いた。
たかがと言っては失礼だが、県の生活環境部長クラスが、SPEEDI情報を公開するか否かを判断する権限はないと思っていたのだが、もっと上層部のほうから、指示(有形無形の)があっただろうと思わせる記事があった。

同じように、「福島県の自治に(悪?)影響を及ぼしているかもしれない総務省出向者」という記事でこう書いた。http://eeldog.blog12.fc2.com/blog-entry-616.html
「3月の原発爆発直後、原発事故の状況や汚染予測等大事な情報を出さなかった理由が「パニックを恐れて」というものであったが、パニックになっていたのはむしろ行政、とくに官僚であって、福島県の大部分のような過疎地域は、パニックといっても限度がある。むしろパニックになっても、逃げられるものは逃げたほうが良かったかもしれない。」

文部大臣は、子供の成長に関する仕事をするはずであるが、まったく逆のことをしでかした。高木義明文部科学相および上部の官僚は、将来、福島県近辺の子供たちに甲状腺障害が起きた時、命を以て償うべきだろう。そうならないことを願っているが。

以下記事となります。

文科相ら「公表できない」 SPEEDIの拡散予測 '12/3/3

 東京電力福島第1原発事故5日目の昨年3月15日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射性物質の拡散予測について、当時の高木義明文部科学相ら政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成されていたことが2日、同省関係者への取材で分かった。
 文科省は「事務方が作ったメモだが不正確。公表の具体的な判断はしなかった」と内容を一部否定している。
 事故直後のSPEEDIの試算公表をめぐる文科省の議事録などは公表されていなかった。予測は原子炉内の全ての放射性物質の放出を想定し、文書には「関東、東北地方に放射性雲が流れるとの結果が出た」と広範囲な流出も記載、文科省が最悪の事態を想定し計算を繰り返していたことが明らかになった。
 文書は昨年3月19日付。政務三役らが出席した15日の会議で、試算結果を三役が見て「一般には公表できない内容であると判断」と明記され、より標準的な内容のデータを用意することになったとしている。
 当時副大臣だった鈴木寛参院議員は共同通信の取材に「全量放出との前提は現実にはありえず、パニックを呼ぶ恐れもあった」と説明した。
 文書は、翌16日の三役会議の様子も記載。文科省はデータの提供に徹し評価はせず、今後は原子力安全委員会が公表すると鈴木副大臣が提案、合意された、としている。
 政府の事故調査・検証委員会の中間報告に、こうした経緯の概略は記されたが、詳細は分かっていなかった。
 民間の有識者でつくる「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)は報告書で、SPEEDIの公表をめぐる文科省の対応を批判、データ公表が遅れた一因となったと指摘した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203030112.html
※中国新聞は47newsから記事を配信されているので、共同通信系は同じ記事と思われる。
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