eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-08

畠山直哉展 Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ(東京写真美術館 恵比寿)

開催期間も12月4日までとあとわずかだが、行くべき人でまだ行っていない人もいるかと思い、感想を書いてみる。
写真展についての詳細はhttp://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1386.html

以下手短に。
見所はいろいろあるが、311の震災、原発事故以降、やはり注目すべきはビデオの「a bird / blast」だろう。写真展「a bird」は、結局見に行けなかったが(写真集のみ見た)、その時点でも重要な作品であると思っていた。
今見ると、発破を仕掛けられた露天掘りの鉱山?の上空にたまたま飛来した鳥が、爆風と飛び散る破片によって姿が見えなくなり、しかし、どうやら生き延びて飛び去っていくようすがわかる。いろいろな意味を重ね合わせたくなるが、それは個人によって違うだろう。しかし、これだけでも見るべきかと思う。
もうひとつは、畠山氏の郷里である陸前高田市の、地震直後から夏過ぎまでの写真群である。写真とビデオによる構成。たしか、ご家族を亡くされていたと聞く。
地震直後の瓦礫、雪の舞う中の春祭り、お盆のころの川面に映る灯篭、いろいろな思いが立ち上ってくる。
図録には、畠山氏の言葉で「記録は常に未来のためにある。そうでないと、写真を撮るときの高揚感は説明できない」(大意)とあった。

そのほかの作品も充実しているのだが、どうしてもこの二つについては書くべきと思って書いてみた。

大災厄の後も、生き残った人は、生きていかなければならない。そのことについて、深く考える人は見に行ったら得るものが多いと思う。
なに、チケットなどはディスカウント屋で300円もしません。ぜひどうぞ。
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