eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

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2017-04

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立行司の懐剣と裁判官の身の処し方

大相撲の行司、第35代木村庄之助という方が引退されたhttp://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011092400261
たしか、行司さんは差し違えのときに切腹するように懐剣をしのばせているはずである。

ところで、裁判官も人を裁く仕事であるが、裁判官こそ常時、懐に短刀を帯びて、判断に過ちがあったことが判明すれば切腹するということにしたらどうだろうか。

先ほどNHK教育で、伊方原子力発電所の裁判について取り上げていたが、あの裁判では、原発設置の判断については専門家集団を持つ政府が判断すべきであり、住民はその判断の場に預かれない(意見ぐらいは聞かれるようだが、九電やらせ事件のようになる)とした。裁判長は豊永多門という方である。http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E8%B1%8A%E6%B0%B8%E5%A4%9A%E9%96%80&lr=lang_ja#sclient=psy-ab&hl=ja&lr=lang_ja&safe=off&tbs=lr:lang_1ja&source=hp&q=%E8%B1%8A%E6%B0%B8%E5%A4%9A%E9%96%80%E3%80%80%E9%AB%98%E7%9F%A5%E5%B8%82&pbx=1&oq=%E8%B1%8A%E6%B0%B8%E5%A4%9A%E9%96%80%E3%80%80%E9%AB%98%E7%9F%A5%E5%B8%82&aq=f&aqi=&aql=1&gs_sm=e&gs_upl=45666l58725l1l59516l25l14l5l0l0l2l1022l5788l3-2.5.3.0.1l14l0&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.&fp=bbff700109b102d6&biw=1400&bih=869

判決を見ると、裁判長は、
「原子炉事故等による深刻な災害が引き起こされる確率がいかに小さいといえども、重大かつ致命的な人為ミスが重なるなどして、ひとたび災害が起こった場合、直接的かつ重大な被害を受けるのは、原告らをはじめとする原子炉施設の周辺住民である。原告らの指摘する国内外の原子炉施設における事故・事象等の発生それ自体が、周辺住民に不安を抱かせる原因となっていることは否定できない事実であり、これらの不安に誠実に対応し、安全を確保するため、国や電気事業者等に対しては、今後とも厳重な安全規制と万全の運転管理の実施を図ることが強く求められる。」と付言した、とある。
しかし、結局、裁判長は住民側の訴えを退け、
「原子力発電所自体の安全性については、『兵庫県南部地震(阪神大震災)を踏まえ、同海域の断層を考慮した解析でも、原子炉には安全性があることが認められる』などとして、「安全審査全体が不合理であり許可処分が違法とはいえない」とした。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=10-05-02-04

しかし、福島第一原発事故を見るとき、「同海域の断層を考慮した解析でも、原子炉には安全性があることが認められる」というような論拠で、住民原告側を敗訴にすることが果たして正しかったか。
判決時点では、誠実とも思われる判断だったのかもしれないが、こうなってしまった以上、この判断は結果として誤りだった(=断層を考慮すると原子炉の安全性には問題がある)のは認めなければならないだろう。

簡単に言うと、司法にかかわる人が、重大な問題において結果として誤った判断をした場合、自らにどのような判断を下すのであろうか。興味がある。
行司は懐剣をしのばせているが、実際には差し違えても切腹はしない。だから、この裁判官だった人にも、当然そこまでは求めていない。だが、なんらかの責任のとり方があるのではないかと思う。
他人の人生(場合によっては生命まで)を左右する立場にある人が、その程度には自らにも厳しくあってほしいと思う。

とはいえ、やはり人間は間違える。
自分が職業としてそのような仕事を選ぶことはまずないが、個人レベルでは重大な事柄で人を裁くようなことはできるだけしたくない。なので裁判員になれと言われたら、罰金払ってばっくれる。
重大な選択をしなければならない場面もあるだろうが、それは個人で責任が取れる範囲だけにとどめたい。

裁判官も人間なので、当然間違えるだろう。判決の際、せめて間違えているかもしれないという恐れを持って判決を出してほしい。そして判断が誤った場合は、謝罪すべきだろうと思う。

司法という制度に対して、人間味のような甘っちょろいことを書いているのは自覚しているが、制度と法によって原発立地を押し通してきたのも事実である。システムより前に、人間が来るべきではないかと思う。
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