eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-05

「死の町」はやはり「死の町」

原発の元締めである経済産業省の大臣が、うっかり原発事故被災地を「死の町」と言ってしまったために辞めさせられた。
しかし、大臣を辞めさせても、死の町は死の町であることには変わりなく、しかも二重の意味でそうである。
まず大臣発言では、「人がいなくなった」ことをさして、ゴーストタウン的意味で「死の町」と言った。これは、別におかしい感覚ではない。
しかしさらに言えば、原発被災地は、「長時間過ごせば健康に差しさわりがある土地=そこで生きていくことは難しい町」としての「死の町」になってしまっている。つまり前官房長官=次期経産大臣の迷ゼリフ「ただしに健康に影響はない」(=いずれは健康に影響がある)そのままの意味である。
この二つの意味で「死の町」としか言いようがない状況で、真実を述べたこと自体を糾弾することは誰にもできないはずだ。

孔子は正名論を言い、仏陀は正見と言った。
http://dic.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E6%AD%A3%E5%90%8D%E8%AB%96&fr=dic&stype=exact
http://kotobank.jp/word/%E6%AD%A3%E8%A6%8B

現実を正しく見ることからすべてがはじまり、それを正確に言葉にすることから、あるべき道を進む方法が開けてくる。それが正しい認識のあり方だと言える。
旧軍のように「退却」を「転進」といい、「全滅」を「玉砕」と言い換えても、現実は変わらなかったから、戦争に負けた。
同じ事をマスコミ、官僚指導で再現する愚を、今の時代で繰り返してはならない。原発事故収束のためには、まず正確な認識とその公正な表現が大前提である。

ところでNHK解約連絡者が9万件あるとか、新聞が売れないとか、テレビの視聴率が落ちてるとかは、すべては同じ原因、つまり人々が官製報道を信用しなくなってきたということだ。しかし、その勢い余って社会に対してニヒリズムに落ち込むことだけは避けなければならない。バカバカしいことだらけとは思うことは多いけどね。
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