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eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

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2019-04

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2010/7/11付「天声人語」

 鳩山氏退陣からしばらくして読んだ記事(2010.6.16「ザ・コラム コザ暴動が教えること」外岡英俊編集委員)に以下の一節があった。

引用
「(鳩山総理辞任後、)沖縄の各地を歩いた。さぞや怒りや憤りが充満しているだろう。そう思って訪ねると、人々の反応は意外なものだった。「鳩山さんはよくやった。彼だけが沖縄の基地問題を、全国化、国際化してくれた。結果的には米国に押し切られたが、歴史的には、沖縄にプラスだろう」そう語るのは基地問題を全国に発信してきた音楽家・海勢頭豊さんだ」。
引用終わり

 執筆者からすれば、ほとんどの沖縄県民が鳩山氏を非難するだろうと思っていたので、「意外にも」という言葉が出たのだろうと思う。
 ところで、7/6付紙面では、小熊英二氏が沖縄基地問題について語っていたが、そのなかで、「戦後一貫して続いてきた、非対等な日米関係の延長線上でいまだに事が動いていると感じます。アメリカ政府は、在沖米軍が具体的に何の役に立っているのかは軍事機密だとして明かさない。限定的にでも情報を開示して沖縄県民や日本国民の合意をとろうともしない。それで日本の政権が危機に陥っても姿勢を変えない。いわば『問答無用』で、対等な関係とは言えません。ですが世論の関心は、鳩山政権の失策という点に集中し、そのことにはあまり目が向けられませんでした」と書いている。
 たしかに鳩山政権は「失策」といわれるように沖縄基地問題を解決できなかったが、今度の管政権ではそもそも基地を移転する話自体がどこかへ行ってしまった感がある。ならば、鳩山氏を降ろさずに、のらりくらりとアメリカと交渉を続けていたほうが、基地移転問題に関してはよほどましであった。失策はあったが、とにかく鳩山氏は基地移転を実現しようと考えて行動し、オバマ大統領をある程度は追い込んだのだから。

 そこで、本日(7/11)の天声人語を見て目を疑った。末尾に「夏草や普天間問題はや遠し」などと時事句めいたことを書いているが、「はや遠し」となるように仕向けたのは、天声人語子を含む朝日新聞にも責任があることを忘れたふりをする気だろうか。
 基地問題では、例えば「5月末には答えを出す」という鳩山氏の発言に対して、なにかといちゃもんをつけていたが、戦後65年間解決しない問題のまえで、1、2カ月の遅れについて非難するほうがおかしい。それともこのような「常識」すら記者たちに求めるのは難しいのだろうか。

 郷里の近くでは原発が多く建設されてしまった。後日、叔母が言っていたのだが、賛成派の集会には賛成派しか来ない。反対派の集会には反対派しか来ない。議論するのは、それぞれの党派に準ずる事のみ。だから、どちらにも顔を出さないようになってしまった、という。
 記者が取材する際、反対意見を得るために反対派に取材し、賛成派の意見を得るために賛成派に取材し、ということだけでは、どちらにも属さない普通の人々の意見(それが多数だったりもする)が得られないという基本的事項が分っていないならば、記者を辞めたほうが世の中のためになる。

 それにしても、天声人語子の能天気具合には驚いた。2007年4月より福島申二、冨永格という方が書いているそうだが、それなりの年齢の方だろう。しかし、もうぼけたのかな。
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