eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

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2017-07

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坪内祐三 「人声天語」

 以前「週刊文春は恥を知れ」という文章を書いたが、今月号の文藝春秋を読んだら、坪内祐三が自己の連載「人声天語」で、週刊文春についてある種の批判をしていた。内容はレコード大賞の際の「エビちゃん(蛯原友里)」の司会ぶりを「KY(空気読めない)」と揶揄している週刊文春に対して、「本質的に馬鹿なのはエビちゃんではなく、お前(週刊文春)だろう」(大意)というものであった。
 身内に対する批判をさらりと載せている文藝春秋(月刊、いわゆる「本誌」)は、やはり大人の風格がある。身内へ対する耳の痛い言葉でも、載せるべきものは載せるという態度が、さすが文春というべきか。

 以前、「噂の真相」誌に書いてあったと思うのだが、文春は社内の風通しがわりと良いそうである。例えば、内部告発を平気で文春のレターヘッドつきで送ってくるそうであるし、田中健五氏?(当時は文春社長だったか)が、自社のスキャンダルは面白くない、他者のスキャンダルは大喜びで見ている、などとざっくばらんに語っていた。
 さらにさかのぼれば、文春は菊池寛主催の文士のための雑誌である。そこにはもともと文士同士の、互いの作品に対する正当な批評を受ける際の、潔さやけじめがあったろうと思う。この辺は、嵐山光三郎「追悼の達人」を読んでみて、知ったことであった。
今回の坪内氏の文章を読んで、それに通ずるものを感じることができた。


 蛇足だが、Wikipediaで見てみたら、坪内祐三の中学校時代の同級生が琴桃川凛だというので、思わずのけぞってしまった。何度か彼の、といっても琴桃川凛のライブは見ているが、なんとも言いようのない不思議音楽であった。女装したオカマがJBのようなファンクの上で、のたうちまわりながらギターをかき鳴らす、という趣きの音楽であった。音はでかいし、ルックスも万人向けではないが、記憶には強烈に焼きついている。興味のある方は一度見たらいいかと思うが、別にお勧めはしない。

 けど、なぜか琴桃川凛のライブビデオを持っている。親に裏ビデオを見つかったら恥ずかしいだろうが、それよりもこのビデオを見られてしまうほうが、もっと恥ずかしいかもしれない。
 でも、いまだに捨てられずにいる。


さらに付け足し。
本田靖春「我、拗ね者として生涯を閉ず」を読んだら、田中健五氏について、いっときの文藝春秋の極端な右傾化(保守本流に回帰というものではなかった)は、彼の意思であったことが書かれている。しかし、同時に田中氏を賞賛もしている。このへん、なかなか面白いね。
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