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eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2019-07

「安藤昌益の世界」(石渡博明 草思社)について

ずいぶん久しぶりに安藤昌益についての本を読んだ。
実は高校のころ、安藤昌益に興味があって、田舎にいたのではあるが中央公論の「日本の名著」シリーズから取り寄せて読んだ記憶がある。
そのときは、まだ理解力が足りなかったことと、なんとも独創的な考え方についていけず、ろくろく読まずに済ませてしまった。

ただ、自分のなかでは、結局人間のしていることは大地を引っかいて、何かを得ているだけであって、それ以上のことは何もできないと思っているので、やはり影響を受けているのかもしれない。農本主義的か?
中沢新一に関心があるのもの、そのせいかもしれない。

さて、この本で痛快なのは、丸山真夫の「昌益には歴史的限界がある(大意)」論について、こう書いているところだ。「かりに昌益に「歴史的限界」があったというのであれば、丸山には「学者的限界があったというべきであろう」という部分である。著者いわく、学者は不耕貪食の徒の典型であり、「丸山は、昌益が送ったメッセージを、都市に住み学問を生業とする自身に突きつけられた挑戦状と受けとめることができなかった」。
なるほど。
そして自分自身も不耕貪食であることが恥ずかしいことであることをせめて忘れないようにしようと思う。
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