eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2017-07

折梱について

等と書いているが、つまりはオリコン・烏賀陽裁判のこと。

金にものをいわせて発言を封じるということは、下の下である。
データの信頼性で勝負するのではなく、金で勝負しようということか?

ところで、ランキング・人気投票は公平性が命である。しかし、ランキング等は金の力で容易にコントロールされてしまう可能性が常にある。小さい例では、菊池寛が、カフェのひいきの女給を人気投票で1位にしたいため、以下のようなことをした(以下引用 http://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/2005/01/post_49.html より)。
「そんな、「カフェ・ライオン」の常連に作家の菊池寛がいた。ある時、女給の人気投票が行われた(当時からそういうことをやっていたのだ)。ビール一本につき投票券が一枚付いており、客はビールを注文して、その投票券に自分のお気に入りの女給の名を書いて投票する。菊池寛は自分のお気に入りの女給の為にビール150本を注文し、150枚の投票券全てに彼女の名前を書いて投票した。当然、150本のビールは飲みきれる訳はなく、残りは次の日に自動車で取りに行く羽目になった。」(引用終わり)
※googleで「菊池寛 カフェ 女給 人気投票」とやるたくさん出てくる。もとは嵐山光三郎の本で読んだ。
まぁ、ほほえましい話ともいえる。

人気投票と金の関係は常に微妙な関係だとも言える。つまり、人気投票にかかわるところは、金銭に対して距離を置いたほうが、信頼性が増すように思う。
しかるに、発言を封じるために5000万の損害賠償をいきなり持ち出すのは、常人の感覚ではない。もしくは、痛くもないというよりは痛い腹を探られて逆上したのか? とにかく拙策であろう。
もし可能であれば、オリコンは、損害賠償は「1円」という象徴的な金額として、しかし内容においては真剣で誠実な裁判をすればよい。そうすれば、かえって評判も上がるだろう。

これまでオリコンについてはとりたてて思うところはなかったが、今回のことで、非常に悪い印象を持った。

例えば、以上に書いたことは私個人の主観であるが、こういう書き込みにもオリコンは文句を言うのではないか、と思うようになってしまった。オリコンが5000万の裁判で勝つことの得失を考えると、賠償金と1人の発言者の意見を封じることは得であるが、それによって、オリコンに対する評判・印象にある一定のバイアス(いきなり高額の訴訟を起こして発言を封じるような組織、とか)がかかるだろうということは、長い目で見れば失点かもしれない。
こちらも参考まで。

ところで、IMEでは「じょきゅう」を漢字変換すると「ジョ給」となるね。相変わらず白雉的である(「はくち」を変換しても「白痴」とはならない)。
【20090805追記】
なんでも、この裁判、けっきょくオリコンが引き下がったとのことである。だから言わんこっちゃない。
このへんが詳しく取り上げています。

「オリコンチャート」記事めぐる訴訟、オリコンが請求放棄で和解
(以下、引用)
 「オリコンチャート」をめぐる雑誌記事で名誉が傷つけられたとして、記事中でコメントした音楽ジャーナリストにオリコンが損害賠償を求めた訴訟は8月3日、東京高裁で和解が成立した。オリコン側が請求を放棄する内容で、音楽ジャーナリスト側は実質勝訴だとしている。

 オリコンによると、記事を掲載したサイゾーが、記事について同社と音楽ジャーナリストの烏賀陽弘道さんに謝罪。これを受け、東京高裁が提示した和解案に基づき、同社が烏賀陽さんに対する損害賠償請求を放棄し、烏賀陽さんも反訴請求を放棄することで和解が成立した。

 訴訟は、2006年に月刊誌「サイゾー」に掲載されたオリコンチャートに関する記事をめぐるもの。烏賀陽さんが編集部の電話取材にこたえてコメントした内容が「事実誤認に基づいており、名誉が傷つけられた」として、同社は同年12月、5000万円の損害賠償を求めてに提訴した。記事を掲載した出版社ではなく、記事中でコメントしたジャーナリストを訴えた異例のケースだったことから、ネットユーザーやジャーナリストから「言論妨害ではないか」と批判が相次いでいた。
(引用終わり)
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