eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2018-05

カルト映画は時代を乗り越えるか(ちょっと無理っぽかった) ホドロフスキー賛江-1 

早稲田松竹でアレハンドロ・ホドロフスキー特集をしていて、30年ぶりくらいで「エル・トポ」と「ホーリー・マウンテン」を見た。
この2本は、映画版諸星大二郎などと呼ばれることもあり、いわゆるカルト映画といわれているようだ。
当時はそれなりにショッキングだったり、意図が分からないなりに意味ありげだったりしたシーンが、いま見てみると「あるよね、これ」という印象となってしまっていた。
もちろん、当時は十分に常軌を逸した、これまで見たこともないような映画だったのだろうが、先達者の悲しさか、自らが切り開いた世界に他の映画が追い付いてしまって、もともとのものがかえって陳腐化してしまうという悲劇?に陥っているように見えてしまった。
「エル・トポ」を俺のようなおじさんが見ると、最初は子連れ狼、途中はブルース・リーが謎のアジトで順番に敵を倒す映画(ドラゴン危機一髪?)のようで、でもここでライバルを倒す手口が卑怯なのが面白い。その後、地下の洞窟に暮らす人々との出会いは、手塚治虫「火の鳥」黎明編のようである。で、洞窟と地上の町をつなぐトンネルを作るところは「恩讐のかなたに」のようである。最後に自ら身を焼くところは、ベトナム戦争に反対した僧侶を思い出す。
このように、他の作品等を連想しながら見てしまう自分が悲しいのであった。

「ホーリー・マウンテン」は、キリストになり損ねた青年(マグダラのマリア風の女性もいる)が狂言回し的な役回りで登場するが、彼は途中で離脱する。他の登場人物は、どうもホドロフスキーの故国チリのピノチェト政権下の成功者たちを思わせ、それはいまだに他の国にも続いている通俗的にして普遍的な腐敗した人間像として描かれている。
とはいえ、青年が導師に出会って、自分の大便を錬金術風に金にかえるなど、「あるよね、こういうの」という感は否めない。

ということで、いまでも面白いとはいえ、さすがに時代を乗り越えられない部分も多々感じられたのだった。
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Windows10でwindows updateしたらOffice2013が不調になった件について

例によって、というのが枕詞につくくらいwindowsの定期updateはちょくちょくトラブルを引き起こすのであるが、今回けっこう苦しんだので、書き留めます。
どなたかの参考になれば幸いです。

DELLのデスクトップPC(7→10に更新済み)を使用していたが、今年初めの大規模update1709でつまづいた。
自動的にインストールするが、完了せず、元に戻るというのを夜毎に繰り返すので、自動更新を延期したまま使っていた。
他のマシンで、update1803でつまづいたが、「クリーンブート」するとうまくいく時があるとのことで、それを実施、成功。
これを踏まえて、DELL機をクリーンブートし、1709を適用したら無事成功。そのまま1803に自動的に進んだ。
1803終了とのことで、PCを操作しようとしたらHDDが100%使用になり、作動が重い。
いろいろやってみたが、改善せず。
とりあえず、wordを起動したところ「作業ファイルを作成できません。環境変数 TEMP の設定を確認してくださいのエラー」とか言い出した。ksg
ちなみにexcelは通常通り起動した(が、後で試みたらエラーメッセージを吐いてたな)。Outlookはwordと同じ。
つまり起動するが操作できない(wordの場合は、ファイルは開いても保存できなかった)。

解決策を探すと、まれによくある事象らしい。
すなわち対策を施す。いろいろやったが、これがうまくいった。理由はわかりません。
http://s-zenba.blog.so-net.ne.jp/2016-06-06 より引用しております。ありがとうございます。

1. Internet Explorer の一時ファイルの場所を再指定する。
→これだけ?では効果なし。
2. レジストリ エディター regedit.exe を用いて、以下のキーの Cache エントリーのデータ設定をし直す。
→効果あり。具体的にはこんな感じでした。
①まず、ここまで開く。↓
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion
\Explorer\User Shell Folders
②chacheを開く。ここで「値のデータ」をよく見ると、ユーザーフォルダーのユーザー名指定がなぜか他のユーザー名になっていた。例えば、
C:\Users\taro\AppData\Local\Microsoft\Windows\INetCache のはずが、
C:\Users\jiro\AppData\Local\Microsoft\Windows\INetCache になっていた。
さっそくjiroをtaroに入力しなおしたところ、問題が解決した。
なんでユーザー名が入れ替わったのか、原因はよく分からんが、これで良しとしました。

ちなみに、問題発生時にいろいろ確認したところtaroでログイン時に問題は起きていたが、jiroでログイン時には問題なく起動していた。
ユーザーフォルダーの再構築を先行しようと思ったが、けっこう手間なので、まずは上の書いたやり方で試みました。

じつは、このやり方にたどり着くまで、
・クリーンブート→解決せず
・上書きインストール→解決せず
・ユーザーフォルダー再構築→解決せず。ドメインユーザーなので、いろいろわからん状態になって失敗。
・直前に作っておいたシステムイメージからのHDD復旧
→クリーンブートからやり直ししてまた失敗
というわけで、2,3日苦しみました。

こういうことに苦しむのは、なんだか馬鹿らしいわけではある。

二種類の「氷川清話」

勝海舟の座談をまとめた「氷川清話」という本がある。
坂口安吾の堕落論あたりに、父の勝小吉「夢酔独言」とともに書名が出ていて、最初に読んだのは角川文庫版だった。のちに講談社学術文庫版を読み、このなかで江藤淳やら松浦玲やらが、先行本(角川版のようだ)を不正確だとかなり攻撃していた。
俺もその通りだと思っていたが、最近古本でまた角川版を手に入れて読んでいたら、ある考えに至った。
勝は人気(じんき)、呼吸、気合を重んずる。となると、正確さを重視した講談社版よりも、(おそらくは勝自身も調子こいて語ったと思われる)角川版のほうが、間違いが多くても勢いが感じられて、なにやら本人の気分が伝わってくるようで面白い気がしてきた。
もともと、勝は福沢に攻撃されたりするくらいで、いろんな方面からいい加減な奴だと揶揄されてきたわけで、その勝の言葉に正確さを求めても、あんまり意味がない。
たしかに、角川本は編著者の意図による改編もあって問題は多いのだが、そもそも勝自身がほらふき気味だったことは、当時の読者も心得ていたところもあったのではないか。
となると、正確さよりも、勝の息遣いが感じられるような、より生々しさのある角川本も捨てがたい。というか、角川本では勝部真長(かつべ みたけ)のわりと感情的な評伝がなかなかの読み物だったりする。
ということで、また角川本を読み飛ばしている。
困ったことがあると手に取りたくなる本です。
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