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eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2013-10

東電はもともとそういう会社

相変わらず、福島第一原発の汚水漏洩問題が続いている。
今回は、高濃度汚染水を別のタンクに移そうとしたら溢れちゃったよ、ゴメンゴメンというお粗末。
.<福島第1原発>港湾外に汚染水流出「タンクに入れ過ぎた」
※詳細は文末に引用

普通の人の感覚では、何でこんなにバカげたことばかり続くのかと思うが、しかしもともとその程度の会社だった。
事故当時の清水正孝元社長は無能でけっきょく当事者にすらなりえない人物で(慶應同期の方に聞いたが、東電社長のタマではなかったとのこと。事故直後に体調不良で入院)、勝俣恒久元会長の傀儡であった。ちなみ清水元社長の妻の父親がなんと勝俣会長で、清水婿社長としては言う事聞くしかなかったのだろう。
福島に住む叔母の話では、その勝俣氏が社長だったころ(2002-2008)、福島県のローカルテレビ局では、よく当時の佐藤栄佐久県知事(1988-2006)に陳謝する場面が写されていたそうだ。
陳謝の理由は、原発の管理運営に関する不祥事で、東京では報道されていなかったが、地元では日常的に起こっていたという。

「ハインリッヒの法則」というものがあって、概略を述べると、
米国保険会社に勤務していたH.W.ハインリッヒ氏は、約5000件の労働災害事故を分析して、「1:29:300の法則」を導き出した。300の小さなミスを見逃し、さらに29の中位のミスを見逃すと、1つの大きなミスが生じる。
「1回の重症災害は海面上の氷山の一角であって、海面下に多数(29回)の軽症災害とさらに一段と多数(300回)の無傷害事故が潜んでいる」
wikipedia「ハインリッヒの法則」
http://www.class.co.jp/column/20050304.html

その伝でいえば、東電の福島原発はちょくちょく小さな事故や問題を起こしていて(それで県知事に陳謝)、けっきょくそれらが改善されないために大事故が起こったともいえる。
天変地異だから仕方がないという考えもあるだろうが、宮城県の女川原発は間一髪で大事故に至らなかったし(津波の高さは同程度)、福島第2原発(第一原発のすぐそば)も水素爆発やメルトダウンは起こしていないので、天変地異は言い訳に出来ないであろう。
http://www.mobara.jp/nisimori/newpage87.index.html

理工系の人に聞くと、しばらく前から原子力工学に進む人は少なくなっていて、現時点ですでに優秀な人材は多くないという。優秀であれば安全で社会的評価も高く、報酬の良い仕事もたくさんあるし、もし本人が原子力関連を希望しても親が引き止めることが多いからだという。そのせいか、大学も原子力工学という名称ではないものに変更している。

また、現場作業員も暴力団が絡んでいる(昔から原発ジプシーと暴力団は関係している)ためか、非熟練者が多く、上に述べたように指揮系統はレベルが高くはなく、当事者意識も希薄。頼みの綱は、使命感を持っている地元出身の作業員しかいないが、熱心に作業すればするほど被爆限度を超え、作業できなくなるという矛盾。

安部首相は第一次安倍内閣の年金問題のときに「年内に解決する」と大見得切ってしまい、しかしまだ解決していない。
東電に事故処理を任せる段階はだいぶ前に過ぎている。国家事業として取り組まないと状況の現状維持さえ難しいと思われるが、オリンピック招致のために「福一原発はコントロールされている」とタンカきるだけじゃ現状は変わらないよ。

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