eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2013-04

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養老孟司という人

唯脳論を出したころ、友人に薦められて何冊か読んで以来、わりと熱心な読者だったが、原発事故以降の発言に違和感を覚えるようになった。

放医研の中川などいう学者との対談を読むと、原発事故の影響による疾病はけっきょく確率の問題であって、そこから言えば、そんなに気に病んでも仕方がない(週刊新潮記事の概要)等と言っていた。
「けっきょくなにも言っていない。週刊新潮8月11日号 養老孟司×中川恵一対談」
http://eeldog.blog12.fc2.com/blog-entry-574.html


なんでこんな発言をするのか意図が不明であったが、こういうことではなかろうか。
例えば、ある医師がいて患者を診たとき、「この病気は、人口の××パーセントは罹患するので確率的にいえば仕方がない」とは言わないだろう。流行り病の類なら「流行中ですからね」くらいは言うだろうが。
病人にとっては、確率の問題ではなく、自分が病にかかったのが問題なのであって、100万人に1人の病気であっても、その1人が自分であれば、いかに確率が低くても無意味である。
確率論を語るのは学者であって、医師ではないのだろう。
しかし原発事故が起こって以来必要なのは、学者の言い訳や楽観論などのご託ではなく、不安に暮らす人びとに向き合ってくれる医師である。
そういえば、チェルノブイリ事故の報告書では、ウクライナの医師団が作った報告書と、政府やIAEAの報告書では、疾病や先天障害についての見解がかなり違っていたはずである。

一人の市民として、どちらを頼るのか。やはり、現実の患者に日々向き合う医師の誠実さを信用したいと思う。
養老氏の著作は、哲学系のものは光るものも多いのだが、それ以外は基本的に読み物として楽しむレベルでいいんでしょう。
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こしがいたくて、ものがかんがえられない。

日によって寒暖の差が激しいせいか、腰が痛くなった。
寒い→空咳→筋肉痛→腰という流れです。

せうがないので、音楽聴いてる。
最近はスティービー・ワンダー。
このへんのライブが異常に良い。2曲目のContusionはレコードより良いんじゃないか。


ところで盲人つながりということでもないのだが、ローランド・カークが、スティービーの曲をやっている。
これも良い。


ライブではこちら。


もうちょっと暖かくなったら、だいぶ楽になるだろう。
相馬市は昨日、雪だったそうだ。そりゃ寒いよね。

飯舘村山津見神社の火災

福島県の浜通りと中通りのあいだに位置する阿武隈山脈。その山中にある飯館村(山の上はけっこう開けた場所があったと記憶する)の守り神である虎捕山山津見神社(こほざん やまつみじんじゃ)が4月1日未明に火事で焼けたという。宮司さんは無事だったが奥様が行方不明という。

http://www.minpo.jp/globalnews/detail/2013040101001397(以下引用)
福島・飯舘村の神社全焼
1人死亡、宮司妻か
 1日午前3時40分ごろ、福島県飯舘村佐須、山津見神社の宮司久米隆時さん(81)方から出火、木造の住宅と隣接する神社が全焼し、住宅部分で1人の遺体が見つかった。
 県警南相馬署によると、妻園枝さん(80)の行方が分からず、亡くなったのは園枝さんとみて身元や出火原因を調べている。隆時さんは無事だった。
 飯舘村は東京電力福島第1原発事故のため、ほぼすべての村民が避難しているが、久米さん夫婦は村に残って神社を守っていたとみられる。
 南相馬署によると、山津見神社は、昼間は立ち入りができる避難指示解除準備区域内の山間にある。警戒中の警察官が火事に気付いた。
(引用終わり)

しばらく前にみたNHK教育テレビ「見狼記」で、この山津見神社がとりあげられていた。原発事故の避難勧告にもかかわらず、宮司さんは誰かが残らなければならないと考えて村に残り、日々村民の無事を祈っていたという。山津見神社はオオカミを祭る神社で、オオカミは山間部に暮らす民を守るものとして信仰されてきた。
そのせいかどうかは分からぬが、311の原発事故のあと、3月15日に放射性廃棄物を大量に含んだ雲が中通り方面に流れてきた。福島に原発を招致した主犯である県庁のある福島市には当然のごとく降り注いだ。しかし、宮城県丸森方面には、飯舘村と霊山(りょうぜん)あたりの山岳が壁となり、あまり降下しなかったらしい。オオカミのご加護であろうか。番組中「オオカミを祀っていても放射能は降ってきたが、ここで止まったともいえる」というせりふがあった。ちなみに東電のある東京にはしっかりと降り注ぎました。この日、口の中に金属臭があり、顔がひりひりしたので、よく覚えている。
http://webneo.org/archives/2259
http://d.hatena.ne.jp/Loups-garous/20120415/1334577760
http://zuiunzi.net/igu/bsrisuto.g1/4.html

本殿は拝殿からさらに山に入った岩の上だったと思う。それにしてもこの火事で村の人の心のよりどころがなくなったのは重大事だろう。
それ以上に気になるのは、あの辺りがオオカミのご加護さえ効かぬような、そういうひどい状態になりつつあるのではないかと思って、なんだか恐ろしい。

ところで、先日新宿のBEAMSで村越としや氏の写真展「大きな石とオオカミ」を見たが、これは飯館村を撮影したものだった。
あのあたりは、霊山をはじめとして、巨大な岩山が連なっている。これが「大きな石」だろう。そして「オオカミ」は山津見神社のオオカミをさしていると思う。
そんなことを思い出した。
http://www.beams.co.jp/b-gallery/post-194.html

なんで焼けてしまったのか、いまさら考えても仕方がないことなのかもしれないが、何かの予兆のように思えて気になって仕方がない。
ニュースの続報がないのが気にかかる。

【2013.6.20追記】
ところで、山津見という名前の由来が気になったので調べてみた。
「わだつみ」という言葉はよく聞く。詳しく見ると、「ワタ」は海の古語、「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意とのこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%83%84%E3%83%9F
ということはヤマツミ=山の神=オオカミということなのだろうか。

以下、俺の妄想。
相馬中村藩は、代々宿敵伊達藩に対抗するため、北方に対する守りが堅かった。十六代相馬藩主相馬義胤の遺体は、その遺言により甲冑を着せ、武器を持たせ、伊達氏の勢力圏である北向きに埋葬されたという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E7%BE%A9%E8%83%A4_(%E5%8D%81%E5%85%AD%E4%BB%A3%E5%BD%93%E4%B8%BB)#.E4.BA.BA.E7.89.A9.E3.83.BB.E9.80.B8.E8.A9.B1
だからというか、北には強くても南側(双葉郡福一原発)から来た原子雲には対応しきれなかった。

しかし、南北朝期に霊山に居城を置いた北畠顕家は、なんども霊山城から南に出兵した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E5%B1%B1%E5%9F%8E
見方によっては、南側へ対して攻撃力があり、強いのだろう(こじつけだけど)。だからなのか、原発事故の際、北方への被害拡散をある程度防いだ、ともいえる。

今、盛んに飯館村で除染が行われているが、その本部として霊山城を復興したらどうだろうか。神頼みのようなものだけれど、そうでもしないと放射能禍に勝てない気がする。
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