eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2012-07

アンゲロプロス賛江

ここのところ、ずっとアンゲロプロス監督の映画を見続けている。
今日は「こうのとり、たちずさんで」を見てきた。例によって観客は10人いなかった。最終日なのに。
http://www.art-center.jp/tokyo/bluestudio/schedule.html

ところで、現状でのアンゲロプロス映画ランキング(見た限りで)
1.旅芸人の記録 アレクサンダー大王
3.霧の中の風景
4.シテール島への船出
5.こうのとり、たちずさんで
6.蜂の旅人
ずいぶん前に東京写真美術館で「ユリシーズの瞳」を見て衝撃を受けたが(スチル写真を撮ったクーデルカの講演もあった)、今回は未見なのでランクに入れてない。なんとなく1位が3つになりそうな気がする。
「エレニの旅」「狩人」は見逃してしまった。残念です。
それ以外の作品について一言付け加えると、
「旅芸人」は、剛速球をど真ん中に投げ込まれたような映画。たぶん10回くらい見ても分かりきれないが、それだけの価値はあると思う。
「アレクサンダー大王」は、20世紀初頭と現代が一瞬で結びつく。時空を飛び越える歴史性と言えばいいのか。圧倒的です。
「霧の中」は、「旅芸人」と「アレクサンダー大王」の登場人物が出てきたり、それに関する言及があったりして、なにか集大成的な雰囲気もある。登場人物の姉弟は、そもそも存在しない目的地を目指す旅を続けるのであるが、そこのところがアンゲロプロス自身と重なるような気もする。
「シテール島」は、国境に関する考察という点で「霧の中」に通じている。マストロヤンニ=監督自身かな。
「こうのとり」は道具立て、舞台はすごいが、少し消化(昇華)しきれてないかんじがした。
「蜂の旅人」は、出てくるおねーちゃんが今一つ(それをいったら始まらないが)。むしろたんたんと養蜂家の最後の旅を追いかけてほしかった。

アンゲロプロスの研究書さがしてみるか。
明日からの「ユリシーズの瞳」が待ち遠しい。
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