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eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2012-03

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福一原発 民間事故調の報告書について

菅前総理がどんな人かは知らない。直接会えば、けっこう嫌な奴かもしれない。しかし、311以降の数日間、おそらく彼でなければ乗り切れないところがあったと思っている。
先日発表された民間事故調の報告書では、肝心の東電が事情聴取に応じていないのに、そのカウンターである菅前総理を非難しているが、どれだけの意味があるのか。

しかもこういう発言がある。
下村健一氏 臨時の内閣審議官のtwitterから https://twitter.com/#!/ken1shimomura
【民間事故調/2】まず、大きく報道された、《電源喪失した原発にバッテリーを緊急搬送した際の総理の行動》の件。必要なバッテリーのサイズや重さまで一国の総理が自ら電話で問うている様子に、「国としてどうなのかとぞっとした」と証言した“同席者”とは、私。但し、意味が違って報じられている。
【民間事故調/3】私は、そんな事まで自分でする菅直人に対し「ぞっとした」のではない。そんな事まで一国の総理がやらざるを得ないほど、この事態下に地蔵のように動かない居合わせた技術系トップ達の有様に、「国としてどうなのかとぞっとした」のが真相。総理を取り替えれば済む話、では全く無い
【民間事故調/4】実際、「これどうなってるの」と総理から何か質問されても、全く明確に答えられず目を逸らす首脳陣。「判らないなら調べて」と指示されても、「はい…」と返事するだけで部下に電話もせず固まったまま、という光景を何度も見た。これが日本の原子力のトップ達の姿か、と戦慄した。

これが真実だとすると、民間事故調にヒアリング能力がないか、わざと誤解したか、それとも記事を捏造したか。
こういう人たちがこの国の上層部にいるようでは、また同じようなことが起こるようで恐ろしい。


菅首相が介入、原発事故の混乱拡大…民間事故調  2012年2月28日05時02分 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120227-OYT1T00920.htm
東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会(民間事故調、委員長=北沢宏一・前科学技術振興機構理事長)は27日、菅前首相ら政府首脳による現場への介入が、無用の混乱と危険の拡大を招いた可能性があるとする報告書を公表した。

 報告書によると、同原発が津波で電源を喪失したとの連絡を受けた官邸は昨年3月11日夜、まず電源車四十数台を手配したが、菅前首相は到着状況などを自ら管理し、秘書官が「警察にやらせますから」と述べても、取り合わなかった。
 バッテリーが必要と判明した際も、自ら携帯電話で担当者に連絡し、「必要なバッテリーの大きさは? 縦横何メートル?」と問うた。その場に同席した1人はヒアリングで「首相がそんな細かいことを聞くのは、国としてどうなのかとゾッとした」と証言したという。
 翌12日朝、菅氏は周囲の反対に耳を貸さず、同原発の視察を強行。この際、同原発の吉田昌郎前所長(57)が東電本店とのテレビ会議で、「私が総理の対応をしてどうなるんですか」と難色を示す場面を目撃した原子力安全・保安院職員もいたという。
 報告書は、官邸の対応を「専門知識・経験を欠いた少数の政治家が中心となり、場当たり的な対応を続けた」と総括し、特に菅氏の行動について、「政府トップが現場対応に介入することに伴うリスクについては、重い教訓として共有されるべきだ」と結論付けた。

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誰が考えてもたぶんこうなる(ただし無責任なやつは除く) 原発周辺自治体、仮の町へ

以前、「双葉群の将来像」という文章を書いた。
http://eeldog.blog12.fc2.com/blog-entry-605.html

また、その前に「新相馬市提言」という文章も書いている。
http://eeldog.blog12.fc2.com/blog-entry-540.html

概要は、放射能汚染でその土地に住めなくなった以上、集団移住しかないが、そこで歴史と伝統、土地柄を踏まえてなるべく無理が少ない状態で行う方法はないかと考えてのことだった。やはり、故郷に愛着のある人は、おいそれとその土地に根ざしたものを捨てられない。しかし、その土地にはもう住めない。ではどうするかという問題。
とはいえ、今回の記事からすると、移転先がすぐそばのいわき市でいいのかどうか。原発に近すぎて、移転先として適当とは思えない。

以下記事本文 http://www.asahi.com/national/update/0307/TKY201203060866.html

原発周辺自治体、仮の町へ 2012年3月7日
町外に生活拠点計画関連トピックス原子力発電所 東京電力 福島県の原発周辺の自治体

 東京電力福島第一原発周辺にある福島県双葉郡の複数の自治体が、原発事故で避難する住民のための生活拠点を別の自治体の中につくる計画を進めていることがわかった。数年以上の長期の生活を見越し、「仮の町」として住宅や商業施設、医療機関などを集約し整備する案もあり、今後、国や県と協議していく。

 各町は生活拠点の設置先に、同じ沿岸部のいわき市などを想定。住民の当面の定住先となる。災害での集団移転で、こうした拠点の例は過去にない。

 既に検討に入っているのは、福島第一原発がある大熊町と双葉町のほか、富岡町。浪江町も早い時期に検討を始めるという。大熊、双葉、富岡各町は全域が警戒区域、浪江町は警戒区域と計画的避難区域に指定され、ほぼすべての住民が避難している。

週刊新潮「御用学者と呼ばれて 第4弾」について ただしざっくりと

週刊新潮が、くりかえし「御用学者」シリーズをやるものだから、こっちもお付き合いさせていただこう。
※と書いたが、諸事情あって、こまかく書いていません。それを前提で、もしよかったら読み進めてください。

ところで、「御用学者」と呼ばれるのは、そんなに嫌なことなのだろうか(誌面のリード文では「”御用”のレッテルを貼られた」とまで書いている)。wikipediaで試みに言葉を拾ってきたのだが、以下のような言葉が使われていた。
御用商人/御用達/御用聞き/御用金/御用米/御用紙/御用材/御用林/御用山/御用物/御用馬/御用船/御用大工/御用絵師/御用時計師/御用酒屋/御用菓子司/御用窯/御用蒔絵/御用邸/御用地
どれもなかなか特別で、むしろ立派な立場を表すような言葉が多い。本来「御用」というのは週刊新潮の口調のように卑下するよりは、むしろ誇るべきものだろう。
でも、なかに「御用聞き」という言葉があって、多少毛色が違う。御用学者の「御用」とは「御用聞き」のように、注文をもらいに行って、要望通りに学を曲げたりするという意味での「御用」のようで、御用の誤用ではないかなどとダジャレを書いてみた。済みません。

以下の部分は、ちょっと思いこみと邪推で書くので、読み飛ばしてもらったほうがいいと思う。この座談会、だんだん回を追うごとに参加者がしょぼくなっているように見えるが、気のせいだろうか。それとこの特集ページ自体が少しず後ろのページに下がってきたような気がするけど、バックナンバーが手元にないのでここは聞き流してもらいたい。

ちなみに第1回参加者は、澤田哲生(東工大助教)、三橋紀夫(東京女子医大教授)、奈良林直(北大教授)、松本義久(東工大準教授):教授2人、準教授1人、助教1人。
第2回参加者は、長瀧重信(長崎大学名誉教授)、松本義久、澤田哲生:名誉教授は1人だが大物。準教授1人、助教1人。
第3回参加者は、奈良林直氏、高木直行氏(東海大教授)、澤田哲生:教授2人、助教1人。
今回は、澤田哲生、松原純子(放射線影響協会研究参与)、三橋紀夫、松本義久:教授1人(2回目)。準教授1人、助教1人はおなじみ。放射線影響協会研究参与という肩書はエラいのかエラくないのか、発言の際に説得力があるのかないのか、よくわからない。

では、内容について、気になったところを。
・松原:私たちの体内にもカリウムなど7000ベクレルの放射性物質があって
→これはもともと体内にあるカリウムK40(4000ベクレル)と炭素C14(年代測定に使ったりしている2500ベクレル)とそれ以外の自然由来のものの合計のことのようである。これらは人類が生誕以来存在していたもので、話としては別にしたほうがいいように思う。
また、量としては非常に微量であるということ、また疾病的影響も非常に少ないことが繰り返されているが、それはまたあとで。

とまで書いたが、どうもいろいろ忙しくなって、細かく書いている暇がなさそうなので、あとは骨格だけ書いておく。時間ができたら、内容に即してもう少し書き足します

さて、この座談会において根本的違和感がある。以下、あげていく。
・現在日本では1,000人いれば300人はガンで死ぬ。100ミリシーベルト被爆すれば5人増えて305人がガンで死ぬかもしれない(三橋、澤田)。科学者からみれば、この5人は、統計的には単なる数字なのだろう。しかし現実の人間であるその5人にとっては重大事である。簡単にいえば人間存在は数字に還元できない。それを当然のように語る科学者への不信感がある。
・また、こういう話を思い出した。松本零士の「銀河鉄道999」のなかで、「ゴーストコロニー」という回がある。これは、ねじを1本閉め忘れて空気が漏れて、全住人が死んだ人工衛星の話。それを作った科学者は、もう誰からも信用されない。だから、今度は完璧なコロニーを作ったというが誰も移住する者はないという話。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93999%E3%81%AE%E5%81%9C%E8%BB%8A%E9%A7%85
なんだか、今回の原発事故に似ている。絶対大丈夫だと言っていたのが、実は大事故を引き起こした。その科学者たちをもう一度信用できるかということ。また、その事故について大きな影響はないと言い募る学者。一般人から見ると、区別はつかない。それとまた同じようなミスをやるかもしれないと思うのが正常。ということは、いくら危険ではないといっても、信じる者が少ないのは仕方がないとしか言えない。

・また、SPEEDI情報の隠蔽、核燃料リサイクル回収率15%の数字に根拠なしhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012030390070301.html。じつは311の1週間後にはメルトダウンは分かっていた、などのニュースを見れば政治家と科学者への不信が生じる。もしSPEEDIの予測が政府によって公表されないなら、それを知る科学者は政府の公表を待たずに自分で発言すべきである。言わなかった人は、役人および御用学者として合格だろうが、人としては失格である。おそらく人のかたちをしているほかの何者かだろう。

面白いのは、この座談会の末尾に「政府の言うこと、専門家の話を鵜呑みにすればいいわけではありません。結局、一人ひとりが放射線への理解を深め、自分で判断するしかなく、それには放射線と人体への正しい理解が必要です」(松本)とある。さて、この座談会の出席者はいずれも専門家であるが、彼ら自身の発言は「鵜呑み」にすべきか否か。まさか、自分たちだけは特別な立場にあると思っているのではあるまいな。


さて、明日は久しぶりに帰郷する。
今年の3月11日は当初の予定では仕事が入っていて、日曜日の誰もいない事務所で静かに過ごそうと思っていた。しかし、ローテーションの関係で急にこの日が休みになり、その前後もぽっかりと休みとなってしまって、図らずも時間ができてしまった。なんだか誘われるように相馬に帰る気持ちになって、帰郷する段取りをした。
慰霊祭が開催されるが、出席していいものか迷いがある。その時、そこにいなかったものがのこのこと顔を出していいものだろうか。その日になるまで考えがまとまらないだろう。
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