良記事「鎮魂の祈り 模型に託す」(磯村健太郎記者)
朝日新聞 2009/8/8(土曜日)夕刊
鎮魂の祈り 模型に託す
撃沈された商船150隻を再現
兵庫県西宮市の佐藤明雄氏(甲南大学名誉教授)が太平洋戦争で撃沈された商船の模型を作り、遺族に渡しているという記事(磯村健太郎記者)。
地味な記事ながら読み応えがある良記事。
以下、一部引用。
(引用始まり)
あるタンカー乗組員の遺族はお礼の手紙にこうつづっている。「父が死んだとはどうしても思えず、夜になると革靴の音がするたびに障子を開けては父の帰りと間違えたものです。今度こそ油槽船に乗って、ついに私の家に帰ってきました。(中略)心から『お父さん、お帰りなさい』と妻とともに手を合わせました」
(中略)
模型を作っていると短歌が生まれる。その一首にこう詠んだ。
水底の泥打ち振るい帰りませ/羅針盤遥かに祖国に向けて
(引用終わり)
この歌は、万葉ぶりかと思われる。防人に呼びかけた一連の歌を思い出さざるを得ない。
鎮魂の祈り 模型に託す
撃沈された商船150隻を再現
兵庫県西宮市の佐藤明雄氏(甲南大学名誉教授)が太平洋戦争で撃沈された商船の模型を作り、遺族に渡しているという記事(磯村健太郎記者)。
地味な記事ながら読み応えがある良記事。
以下、一部引用。
(引用始まり)
あるタンカー乗組員の遺族はお礼の手紙にこうつづっている。「父が死んだとはどうしても思えず、夜になると革靴の音がするたびに障子を開けては父の帰りと間違えたものです。今度こそ油槽船に乗って、ついに私の家に帰ってきました。(中略)心から『お父さん、お帰りなさい』と妻とともに手を合わせました」
(中略)
模型を作っていると短歌が生まれる。その一首にこう詠んだ。
水底の泥打ち振るい帰りませ/羅針盤遥かに祖国に向けて
(引用終わり)
この歌は、万葉ぶりかと思われる。防人に呼びかけた一連の歌を思い出さざるを得ない。
