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eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2009-03

「パワーポイント=紙芝居」説

仕事の関係で、講演やらスピーチやらをときどき聞くのだが、パワーポイントでプロジェクタを使用するような話は、たいていの場合、面白くない。

パワーポイントは、単なる電気紙芝居なんだろうな。
むしろ、昔ながらの紙芝居のほうが表現力があったりする。絵を半分だけずらして動きや経過を説明したり、枠ごと揺らして爆発を表現したり。

思うに、講演やスピーチはロゴス(logos)の場であるべきではないだろうか。
それが、「絵解き」に堕しては仕方がないだろう。
まぁ、話者のほうが、世の中の大半は馬鹿だということを前提に立って話をしているのだとすると、無学文盲の徒に道を説くために使われた「絵解き」の手法を採用しているのかもしれないが。
例えば、絵で読み仮名を振った般若心経もある。
これは、字が読めなくてもお経を唱えたい人の悲しいような気持ちまでも感じさせるが、パワーポイントの場合、字が読めるのに、自ら文盲になるような自堕落さを感ずるわけだ。

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ソクラテスの弁明を読むとき、

しばらく前から、哲学の本としては読んでいない。むしろ勝小吉「夢睡独言」とか、息子の「氷川清話」と同列に読んでいる。
これに続く「クリトン」もいい。旧友同士の、真剣なやり取り。クリトンが、ソクラテスの息子たちがまだ小さいことを心配するところなど、浪花節的でさえある

ところで、以前はプラトン初期の著作の中のソクラテスについて、どう考えるべきか、悩ましく思っていたが、いまはこのように思っている。初期においては、ソクラテスの伝記作家としてのプラトン。中期においては、自分の考えを述べるための存在としてのソクラテスという面が大きくなってくる。後期では、プラトンは自分の考えをそのまま述べていると考えればいいように思っている。

ところで、中国語ではソクラテスを「蘇格拉底」と表記するらしい。
「弁明」は裁判劇なので、「蘇翁裁き(そおうさばき)」とかいって、歌舞伎化したら面白かろう。
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