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eeldogの鰻犬堂日乗(mankendo diary)

日々のよしなきことどもをつづります。 クリックすると写真が大きくなります。

2020-09

鈴木常吉没す

東京新聞を読んでいたら、訃報欄に鈴木常吉の名があった。
「鈴木常吉さん(すずき・つねきち=ボーカリスト)6日、食道がんのため死去、65歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。ロックバンド「セメントミキサーズ」のボーカリスト兼ギタリストとして活動。90年にメジャーデビューし、TBS系のドラマ「深夜食堂」のオープニング曲「思ひで」などを手掛けた。」
また巻頭コラムにも名が出ていた。
「……▼その人の訃報も同じ日に発表されたのだが、どういうわけか出ていなかった。歌手の鈴木常吉さん。六日に食道がんで亡くなったそうだ。六十五歳。皆が知っている人ではないかもしれない▼テレビドラマ「深夜食堂」の主題歌「思ひで」を歌った方といえば思い出す人もいるか。自分も悲しみをこらえながら、人の背中をさすり、慰めるような鈴木さんの歌声。孤独で人生とうまく折り合えない人々を描いたドラマに似合っていた▼東中野のバーのおかみがミニライブに出掛けたそうだ。ライブの最後にもう一回、「思ひで」を歌ってほしいとせがんだ。やんわり断られたそうだが、もう一回とあの歌にすがりたくなる気持ちは痛いほど分かるのである。」

俺にとっては、ソロになってからよりも、あくまでもセメントミキサーズのボーカルであって、かつてはちょくちょくライブにも行っていた。
たしか、イカ天に出た後、ライブを見たくなって探していたら、なぜか浅草の木馬館がライブ会場だった。
このとき、フリージャズトリオのフェダインを初めて見て、しばらくこっちにも夢中になった。
https://www.youtube.com/watch?v=vYGydiTOphc
https://www.youtube.com/watch?v=JiEQlCQszo8

曲は好きな曲も多かったが、ライブは出来不出来の差が大きかったように思う。
というのも、メンバーがあまり固定していなようで、リードギターとベース(二人ともすごく上手い)は安定していたが、トランペット等は毎回違う人だったりしたような記憶がある。
まあプロというかんじではなかったので、それでよかったんだろう。
それにしても、鈴木ツネ氏の歌い方は、投げやりでぶっきらぼうで、何だかとてもカッコよかった。ギターはなぜかフルアコで、にもかかわらず、かなりノイズのかたまりのようなアウトフレーズで、それも良かったな。

「デブでもするのかな」とか「真っ赤な夕日が燃えている」とか、聞きたくなってきた。
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待ち人来たらず。Hal Willner没す。

おみくじの「待ち人来たらず」の待ち人とは、自分を導いてくれる人という意味だと読んだことがある。
先日、久しぶりにくじを引いたら、この言葉があった。自分にとって何事も先行していた師ともいうべき友人を亡くしたあとなので、なおさら身に染みた。死ぬことまで先行しなくていいんだよ。

covid-19により、音楽プロデューサーのHal Willnerが4月6日に亡くなっていたことを昨日知った。
先日のAndy Gillといい、なんだか気持ちが沈むことが続く。
http://eeldog.blog12.fc2.com/blog-entry-988.html

Hal Willnerの名前を意識したのは、たしか、クルト・ワイル曲集の「Lost in the stars」だった。
クルト・ワイルという名前は知らずに、ブレヒト名曲集というかんじで有名アーティストが集まったから聴いてみたという程度であったが、いくつか心に残る曲があり、プロデューサーであるHal Willnerの名前を覚えた。
https://www.amazon.co.jp/Music-Kurt-Weill-Various-Artists/dp/B000002GH2/ref=ntt_mus_ep_dpi_4
このなかでは、スティングのMack the Knife、The Pchyedelic Fursのリチャード・バトラーが歌うAlabama Song、ルー・リードのSeptember Song、Mark BinghamのOh Heavenly Salvationがとくに良かった。

そのうちに、ルー・リードやらマリアンヌ・フェイスフルやら俺好みの音楽家のプロデュースをいくつもしていることを知り、また、セロニアス・モンクが好きというところもなんとも心憎くいセンスだと思っていた。
とくに驚いたのは、Night Music(最初はSunday Night)という番組の総合プロデューサーというか、アーティスト選定をやっていたことを知ったときだった。
この番組はかつてテレビ東京で気まぐれにやっていたような記憶があり、なぜか高田純次等がMCともいえないようなかんじで出演していた。
この番組では、ダビッド・サンボーンを司会に、S・レイボーンやらジョン・ゾーン、RHC、マイルスのエレクトリックバンドまで、有名無名を問わずアングラから大メジャーまでの名音楽家を取り上げていた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Sunday_Night_(American_TV_program)
ハウスバンドがすごいメンバーで、ゲストとの熱演はいまもVHSに残してある。

マリアンヌ・フェイスフルもcovid-19に罹患したが、回復した。しかし、ハル・ウィルナーはそうならなかった。年齢もまだ60代で、これからの仕事はますます円熟するだろうと思っていた。
彼の取り上げた音楽家から他の人に興味がわいたというのも多く、Alabama SongつながりでThe Doorsを改めて聴いたりして、俺にとっての音楽の導き手だと思っていた。
一つの音楽的小宇宙が無くなった。とても残念です。

Carla Bley Big Band : The Hal Willner arrangements
https://www.youtube.com/watch?v=P0Bx5ag1YRY
この1曲目のMisterioso が、彼にふさわしいと思う。一つの曲の中にいろいろな要素が高いレベルで盛り込まれていて、しかも全体として統一感があり、ちょっと哀愁もある。
Misteriosoとは音楽用語で「神秘的」という意味である。音楽的魔術師という意味で、まさしく彼にふさわしいと思う。
https://flip-4.com/430

蟄居もまた楽しからずや。

新型コロナウイルスのため、感染者が多い東京在住者は、俺のように自分で楽しみを見つけて、よその人に迷惑を掛けないように大人しく家にいるのが良いwww

ジョージ・ハリソンのファンでもないのだが、オールローズのテレキャスターボディ(3ピース、と思ったら4ピースくらい)を見つけてきて、最近はじっくりとサンディングしている。
https://twitter.com/sengoku_densyo/status/1172043913256828929
ジョージのオールローズ・テレキャスターは、真中にメープルをはさんだサンドイッチ構造(なかは中空—重すぎるので)だったが、俺がアキバの千石電商で見つけたのは、もろにローズのブロックを切り出したもので、非常に重い。70年代後期のストラト(アッシュボディ)のようである。
ローズウッドを使ったテレキャスターはどれも高価で、ネックもローズだとこのくらいのもある。ボディは3ピースですな。
https://www.digimart.net/cat01/shop26/DS06085989/

ネックは、本当はwarmoth(USA)のメイプルでsnakeheadというのを付けたい。これはテレキャスターのプロトタイプと同じ。極太のfatbackにしたいが、コロナのせいで休業中なので思案中。
https://www.warmoth.com/Pages/ClassicShowcase.aspx?Body=1&Shape=93&Path=Snakehead
ちなみに、昨年話題になった映画「Carmine Street Guitars」で、同じヘッドのテレキャスが映っている。かっこ悪さが一周まわってかっこよく見えてきた。

ピックアップは、金がないのでリアのみにして、エスクワイア風にしようかと構想中。
前回組んだ時はブリッジをディマジオのTrue Velvet、フロント(ネック)をヴァンザントのTRU VINTAGE TELEにしてみたが、フロントが好みの音だったので、今度はブリッジをヴァンザントにしようかと思ってる。
あとのパーツは、基本的にゴトーとCRLとか使う予定。
これで一月は楽しめる。で、弾き出したら、ずっと楽しめる。

でも、家にいると家族がいるので、アンプから音を出すのがはばかられるのがちょっと残念。

「AI美空ひばり」とはなにか。

NHKとヤマハがAIにより故美空ひばりを「AI美空ひばり」として映像化した。当然だが、実体はない(というか色即是空というか空即是色というか)。
これを冒涜という人もいるし、ファンが涙したのだから良いのではないか、という人もいる。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14403750.html

NHKで特集した創作過程も見たし、紅白歌合戦でも見た。
技術的な本質は、初音ミク的VOCAOID技術に、故人のニュアンスをどう反映させていくか、という挑戦に見えた。
https://www.yamaha.com/ja/about/ai/vocaloid_ai/


ところで、VOCAOID・ボーカロイドとは何であろうか。
wikipedeiaに「メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる」とある。
つまり人の声を扱えるシンセサイザーであり、最近できた「楽器」である。
このへんがAIひばりに対する意見が分かれるポイントではないだろうか。
つまり、美空ひばりの偉大さを思う人は、その存在が、AIひばりという単なる楽器化されて「演奏される→道具化される」のが許せないのだろう。
カント先生は、人格は道具化してはいけないと言っていたような(すべての理性的存在者は、自分や他人を単に手段として扱ってはならず、 つねに同時に目的自体として扱わねばならない)。
https://benesse.jp/teikitest/kou/social/ethics/k00499.html

楽器、道具(どちらも英語ではinstrument)とは、使う主体が別にいて、その主体の使い方次第でどうにでもなる。
ということは、AIひばりは歌う主体ではなく(主体は秋元康とかNHKとか)、上手に演奏された楽器・道具に過ぎない。
さらにいえばAIは、ニュアンスを上手につける道具というくらいの位置づけに思える。
偉大なる歌手美空ひばりを単なる楽器化=道具化していいのか、というのが問題の本質ではないかと思う。

俺自身はといえば、素朴・単純な楽器ほど面白く、奥深いと感じている。
同じギター(例えばギブソンJ-45とか)でも、俺が弾くのと、ジミ・ヘンドリックスが弾くのでは、出てくる音楽は天地ほどの差があるだろう(というか生と死くらい違うか)。

AIひばりに代表されるような、こういう高度すぎる道具(おもちゃともいえる)は、高度すぎるがゆえに案外早く厭きるし、つまらないのではないかという気がしている。
もちろん、ある種の技術として定着はするだろうが。

Andy Gillが亡くなった。

あまり音楽関係のニュースを見たりすることがなかったので、今の今まで知らなかったが、Gang of Fourのギタリスト、Andy Gillが2月1日に亡くなっていた。
昔、Gang of Fourの1stが国内版が出たときに、さっそく買って聞きまくっていたことを思い出す。
なんでも、あれだけの名盤にもかかわらず、3000枚しか売れなかったとか。

現代の音楽史に残る一人だった。
残念です。

Gang of Four - "Damaged Goods" (Live on Rockpalast, 1983)

シタールギターの理由

パット・メセニーには「Last Train Home」という名曲がある。このところ、よく聞いている。
ジャコ・パストリアスが亡くなったときに捧げた曲だと聞いたことがある。
この曲では、シタールギターが使われているのだが、とくに理由も考えなかった。


今日、散歩の途中で楽器屋に立ち寄ったら、シタールギターを試奏している人がいて、独特の音を聞いていたら思い立つことがあった。
ジャコ・パストリアスはフレットレスベースを弾いていたが、その音と、シタールギターの独特のビビり音が似ているように思う。
だから、メセニーはわざわざこの楽器を使ったのではないかと思った。

ギターについて最近知ったこと(70年代ストラト編)

家に70年代後期のフェンダー・ストラトキャスターがある。
ボディはアッシュ材で非常に重い。メープルネックであるがフレットが非常に薄くて弾きにくい。また、純正のアームを付けて弾いていたら、根元で折れて取り出せない状態になっている。
そんなこともあり、あまり弾かないで漫然と家に置いていた。弾いていたのは、もっぱらフェンダージャパンのジャズマスターだった(80年代に買ったもので、フジゲンが作っていたころらしい)。

先日、某所で同じ年代のストラトが、売れないらしく18万→15万円台に値下げされて売っていた。
弾いてみると、フレットは打ち直し済みで、それでも7割くらいの残り具合であるが、家にあるストラトよりは弾きやすい。
全体に色あせているが、致命的問題もなさそうということで、家にあるストラトを下取りに出して、このギターを購入しようと思い立った。
査定してもらうと、差額は10万円。高いとみるか安いとみるか。
俺にとっては10万を超える買い物は、日常的にはめったにないので、多少逆上気味だったかもしれない。
金を準備して、改めてその楽器を弾いてみて、さらに自分の楽器を弾いてみた。
なんだか、自分の楽器のほうがボディの鳴りも良く、良い楽器のような気がしてきた。
改めて考えた。10万あるならば、問題のネックをリペアできるのではないか。費用は10万はしないはずで、結果として弾きやすい状態のネックと、鳴りのよいボディ、塗装もまだきれい(一部剥げはある)な楽器にできるはず。
そこで、楽器屋のお兄さんに謝り倒して、何度か行ったことのあるリペア屋(中野Pine)に行って相談した。
そこで分かったこと。
70年代はフェンダーの経営も行き詰っており、品質にも問題があった(バラツキもあり)。
問題のネックとフレットであるが、未熟練の作業者が、とりあえずめいっぱい塗装したということで、フレットが埋まるくらい塗料を載せたということらしい。また、ハイフレットのほうは、ほとんどフレットレスギターのような状態であったが、これは塗料を乾かすときに、ヘッドを上にするため、下(ハイフレット側)に塗料がたまったからだという。
他の楽器屋で同じ話をしたら、ふつうに弾きすぎてフレットが削れたんだろうと言われたが、やはりそうではなかった(というか、削れるほど弾いてないし)。
ボディが重いのは、ギブソン、とくにレスポールに対抗するため、わざと重くしたらしい。

この年代のストラトは、ヘッドが大きい、重い、ネックが三点止め(他は四点止め)等、いろいろあってあまり人気がないようだが、年代的にはかなりボディも枯れてきており、ボディの鳴りが直結するようなサウンドなので、本来ならば人気があってもいいのではないかと思うが、そうなると俺の手元には来ないはずでもあった。
最近は、リペア済みのこのギターばかり弾いています。

ギターについて、ここ最近知ったこと(ギブソンJ45編)

しばらく前から、ギターについて考えることが多くなった(就業中もwww)。
きっかけはなんだったか。ジミヘンの素晴らしさに今更ながら気付き、フレーズを弾くことの 意味がやっと分かつたのかもしれぬ。

ということで、(カメラではなく)ギターが欲しくなってきた。
とくに野村ヨッチャンのギターコレクションを見ると、うらやましくて失禁しそうになる(嘘。

で、最近は中古カメラ屋に行くときは、楽器屋(ギター屋か)にも必ず立ち寄るので、いろいろ知らなかったことがあったので、忘備録的に書いてみる。

・ギブソンJ45という、アコースティック・ギターがある。有名な楽器である。
・発売時に45ドルだったからだという(1942年)。
・細野晴臣が星野源との対談で誉めていたので、ちょっと試奏してみたくなった。
・新宿の島村楽器に行ってみたら、ちょうど2000年代初めごろの中古品が2本あった。値段は20万に行かないくらい。
・まず1本弾かせてもらった。ネックの握りはちょうどよい。音は低域は浅く、中域が豊かで、高域はそれなりの、全体としてカリッとした音であった。
・この楽器は、サウンドホールにボリュームはついていなかったと記憶しているが、ピックアップ付きであった。アンプを通した音は自然な音であった。
・だが、家にあるヤマハFG400Dは低域がボッタリと分厚い音なので、それと比較すると少し軽すぎるように感じられた。
・楽器屋のお兄さんの話では、輸入当時は30万円代くらいで、時間がたって、楽器ごとに音も安定してきているころであるという話だった。
・その後、お茶の水へ行ったり、渋谷へ行ったり、あちこちで試奏させてもらった。といってもあまり高額なのは、万一欲しくなっても自分が困るので、漠然と20万以下しか触らないようにしていた。
・その中で分かってきたのは、ギターというのは型番が同じでもそうとうに個体差(音、弾きやすさ等)があるが、このギターはとくにそうらしい。
・あちこちの楽器屋で弾いてみたが、制作年代や、前の持ち主の弾き方次第で、かなりの差がある。ということは、好みの音と出会うまでは、いろいろ試奏するしかないらしい。
・また、アコースティック・ギターといえば、まずはマーチンが思い浮かぶ(エンケンもそうだった)が、最近は流行らないらしい。
・というのは、マーチンはPAが未発達な時代から愛用されていたが、その理由は音が大きかったからだという。しかし、最近はレコーディング機器も発達し、PAも充実してくると音が大きすぎて、他の楽器とのバランスが悪くなるということで、相対的に人気が落ちたらしい。
・いろいろ見ていくと、だんだん自分が欲しいのが分かってきた。
・まず2000年頃より前のものは、ピックアップがついていない。俺としてはピックアップはありたきもの。
・最近のものは、シングルカッタウェイのものがある。ハイポジションがかなり弾きやすい。しかし年式が新しいものが多く、なんとなく好みの音ではなかった。どうも10年以上経って、ある程度落ち着いた音が自分の好みらしい。
・ちなみに、昨年末、お茶の水で好みの音のJ45を見つけた。ザックリ系の音だが、わりと低音が豊か。しかし税込みで20万を超えるので、とても無理と思っていた。
・しかし正月セールで多少安くなるだろうと思い、金を準備して店にいったら、もう売れた後だった。1週間前にはあったのに。
・今は、J45への執着は薄らいだが、それでも出物があればほしいと思う。

Glenn Brancaが亡くなっていた。

5月13日に亡くなっていたそうだ。一度ライブで体験したかった。
Glenn Branca - Lesson No.1 for Electric Guitar

2 be a 69, not to 66 6月9日はロックの日

6月9日は、ロックの日。2 be a 69, not to 66(中版カメラではない)なので、いちおう「天国への階段」を聴いておいた。
どちらかといえば、GOGO7188の「こいのうた」のほうがロックなかんじがする。

それにしても、半年前から、新宿のイシバシ楽器で売れ残っていた70年代のムスタング。白ボディ、メイプルネック、黒ピックガード、マイクがEMGに換装、というのが8万円代で売っていた。どうも人気がないらしく7万代に落ちてきて、もう少し落ちたら、買おうかと思っていたら、売れていた。
ロックの日は、特別割引があったそうだが、空しい。
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